日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【リオ五輪】メダルラッシュが止まらない!金藤理絵が女子200m平泳ぎで金メダル! 

2016年08月12日 | Sports

11日は体操・内村選手の個人総合連覇、柔道で男女アベック金メダルと、日本の金メダルラッシュに沸きました。リオデジャネイロ五輪の大会7日目は、競泳の女子200m平泳ぎで金藤理絵選手が金メダルを獲得しました!



競泳の女子200m平泳ぎの金藤は、前日の準決勝で2分22秒11のタイムを出し、全体の2位で決勝に進出。決勝は金藤のほか、世界記録保持者のリッケ・ペダーセン(デンマーク)、100m平泳ぎ銀メダルのユリア・エフィモワ(ロシア)、準決勝全体トップのテーラー・マッキーオン(オーストラリア)、モリー・レンショー(イギリス)などが出場しました。
最初の50mは横一線となるが、2レーンのペダーセンが先頭、2番手にマッキーオン、3番手にクロイ・タットン(英国)。金藤は32秒74でターン。50~100mで、マッキーオンが頭一つ抜け出し、金藤が2番手に浮上。100mターンの後、今度は金藤が先頭に躍り出る。7レーンからエフィモワも上昇し、金藤を追いかける。150mのターンを金藤が先頭、エフィモワが2番手、3番手にはペダーセン。ラスト50m、金藤がラストスパートに入り、エフィモワとペダーセンも追いかける。残り15mで金藤が突き放し、そのまま先頭でゴール!エフィモワが2着、3着には史婧琳(中国)が入りました。

女子200m平泳ぎ 結果
金メダル:金藤理絵(日本) 2分20秒30
銀メダル:エフィモワ(ロシア) 2分21秒97
銅メダル:史婧琳(中国) 2分22秒38


競泳の日本代表のキャプテン・金藤理絵選手が、2位に1秒以上の差をつけての完勝で見事に金メダル!前半の100mで2番手につけると、後半に追い上げて、最後の50mで後続を離して優勝しました。前半に前の位置につけながらも、ラストに失速する選手もいるけど、金藤選手は最後まで力がありましたね~。
この種目で日本人が優勝したのは、1936年ベルリン大会の前畑秀子さん、1992年のバルセロナ大会の岩崎恭子さんに次いで3人目。岩崎さんのときは14歳でしたが、金藤選手は27歳で金メダル獲得。日本競泳女子史上最年長のメダリスト誕生です。
金藤選手は2008年の北京五輪で7位に入賞しましたが、4年後のロンドン五輪では出場権を逃します。その後も思うように成績が奮わず、一度は引退を考えたんですが、家族やコーチに引き留められて現役続行を決意。今年4月の日本選手権では、2分19秒65の「今季世界最高記録」で優勝し、リオの切符を獲得。そして、今回の五輪で栄冠を手に入れました。
表彰式の後にプールサイドを一周する際には、日本チームの姿を見て思わず涙を浮かべていました。金藤選手、金メダル獲得でキャプテンの役目を十分に果たしましたね。


男子200m個人メドレー決勝は、萩野公介選手と藤森太将選手の2人が出場。他にもマイケル・フェルプスとライアン・ロクテ(ともに米国)、地元ブラジルのチアゴ・ペレイラなどが出場しました。
最初のバタフライで、ペレイラ,フェルプス,ロクテの3人が先頭を争い、萩野は3番手タイ、藤森は7番手でターン。続く背泳ぎでもフェルプス,ロクテ,ペレイラの先頭争いは変わらず、100mのターンでロクテがわずかに先頭。萩野は4番手をキープ。平泳ぎに入ったところで、フェルプスが少し抜け出し、ロクテが後退。1レーンの藤森が4番手に上がり、萩野は5番手に下げる。ラストの自由形でフェルプスが独走態勢に入り、藤森がロクテとペレイラを抜いて2番手に浮上。萩野も追い上げ、ゴール前で3番手に上がる。完全に抜け出したフェルプスは圧勝で金メダル。2,3着争いは萩野が2着、3着に汪順(中国)、藤森は僅差の4着…。

男子200mメドレーは、フェルプス選手が圧勝で今大会4個目の金メダル。萩野選手は銀メダルを獲得。藤森選手は後半に攻めの泳ぎを見せ、自由形で一時は2番手まで浮上したんですが、タッチの差でメダルを逃しました…。もしかしたらダブル表彰台かと思ったけど、非常に惜しかったなぁ…。
今大会3個目のメダルを手にした萩野選手、前半を4番手で折り返し、「苦手」な平泳ぎで5番手に順位を落としながらも、ラストの自由形で5番手から追い上げて銀メダル。離されても冷静さを失わなかったことがメダルに繋がったのかも。でも、フェルプスの壁は厚かったなぁ~。




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内村航平が体操個人総合2連覇!柔道は男女W金メダル!

2016年08月12日 | Sports

日本のメダルラッシュが続くリオデジャネイロ五輪。大会6日目は、体操の男子個人総合決勝、柔道の男子90キロ級&女子70キロ級が行われました。




3大会ぶりに団体で金メダルを獲得した男子体操。この日の男子個人総合決勝は、「絶対王者」の内村航平選手と、安定感の高い演技で団体金メダルに貢献した加藤凌平選手の2人が出場。予選では内村が2位、加藤は4位発進。決勝で巻き返して、日本勢ダブル表彰台となったのか?
1種目めの床運動、内村は最初の3回半捻り+1回半捻りでの着地が少し乱れたが、その後はしっかりとした演技を見せ、最後の3回捻りを完璧に決めてフィニッシュ。15.766点と上々のスタートを切る。加藤の方は、出だしは順調だったが、3つ目の後方1回半捻り+前方2回捻りで着地が乱れる。その後は立て直して、最後の演技も決めて、15.266点。
2種目めのあん馬、内村は美しい旋回技を連発。無難な演技で14.900点。加藤もノーミスで内村と同じく14.900点。しかし、オレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)が難易度の高い演技で15.533点の高得点を挙げ、メダル争いに加わる。
3種目めの吊り輪、内村がノーミスで14.733点、加藤は倒立で少しふらつきそうばところはあったものの、14.566点をマーク。ベルニャエフは15.300点を挙げ、前半3種目を終え、ベルニャエフが暫定首位、内村は僅差ながら暫定3位。
4種目めの跳馬、内村は「リ・シャオペン」を見事に決め、15.566点。対するベルニャエフは「ドラグレスク」で着地をピタリと決めて15.500点。4種目終了時点で、内村60.965点VSベルニャエフ61.366点。その差は0.401点。
5種目めの平行棒、ベルニャエフが完璧すぎる演技で16.100点を挙げ、内村にプレッシャーをかける。内村は美しい演技を見せたが、最後の着地で前に出てしまい、15.600点。5種目を終え、内村76.565点VSベルニャエフ77.466点。その差が0.901まで拡がり、勝負は最後の鉄棒へ。

最終種目・鉄棒。逆転するためには高得点が必要な内村。最初の屈伸コバチを成功させ、「カッシーナ」、「コールマン」、「伸身コスミック」といった離れ技を次々と決め、最後の伸身新月面は着地もピタリと決めた!崖っぷちに追い込まれたところで、最高の演技を見せた内村、15.800点の高得点を記録。6種目合計で92.365点。
最終演技者・ベルニャエフは堅実な演技を見せたが、最後に着地が乱れる。そして運命の採点は、14.800点とスコアを伸ばせず。総合でも92.266点。内村航平が最後の最後でベルニャエフを逆転し、金メダル獲得!


体操男子個人総合は、歴史に残る名勝負となりました。5種目を終わった時点で首位・ベルニャエフ選手と2位・内村選手の差が0.901点もあり、逆転は厳しいかと思われました。しかし、最後の鉄棒で内村選手が完璧な演技で0.901の差をひっくり返し、2大会連続の金メダルを手にしました。内村選手とベルニャエフ選手との差は、わずか0.099差。着地の差で明暗が分かれる形となりました。
イギリスのマックス・ウィットロックが銅メダルを獲得し、メダルの期待があった加藤選手は、平行棒でバランスを崩し、鉄棒での落下が響き、88.590点で11位に終わりました。
個人総合で無敵を誇ってきた内村選手も、この日ばかりは苦戦しましたが、やはり強くて美しかったです。平行棒、鉄棒、床の演技は、団体決勝よりスコアが高かったです。これで団体に続いての2冠制覇となりました。金メダルが決まった瞬間、内村選手が喜びを爆発させていたのに対し、スタンドで観戦していたお母様の周子さんは放心状態になってましたね。
ただ、心配な面も。試合後には腰を押さえるところがあり、本人曰く鉄棒演技中にぎっくり腰になったとのこと。この後に「種目別・ゆか」が控えていますが、「出られるなら出たい」と意欲を見せています。無理は禁物だが、3個目のメダルが見てみたい…。



柔道は男子90キロ級にベイカー茉秋選手、女子70キロ級には田知本遥選手が出場しました。
男子90キロ級のベイカーは、2回戦でオーデンタール(ドイツ)に背負い落としで一本勝ち。3回戦のアレクサンダル・クコリ(セルビア)戦では、谷落としで技ありを奪い、横四方固めで一本勝ち。準々決勝のアレクサンドル・イディア(フランス)戦では、小外刈り→横四方固めでまたも一本。準決勝の程訓釗(中国)戦では、残り1分を切ったところで指導を取られますが、その直後に大内刈りで有効→けさ固めで一本。3試合続けて寝技で一本を奪い決勝まで進出。
決勝ではバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)と対戦。一進一退の攻防で迎えた2分17秒、ベイカーが大内刈りで有効を奪う。その後、指導を2つ取られたが、有効のポイントを守り切り試合終了。優勢勝ちで金メダル獲得です。

女子70キロ級の田知本は、1回戦の周超(中国)戦で開始わずか46秒、けさ固めで一本勝ち。2回戦のキム・ポリング(オランダ)戦は、ともに有効を1つずつ取り合い、延長戦で田知本が大外刈りで有効を奪い勝利。準々決勝の ケリタ・ズパンチッチも延長まで縺れ込んだが、谷落としで技ありを奪い準決勝進出。準決勝のファルガスコッホ(ドイツ)戦は、大外刈りで技ありを奪い優勢勝ち。
決勝はジュリ・アルベアル(コロンビア)と対戦。1分55秒過ぎにアルベアルが投げを打とうとしたところ、田知本が谷落としで返し、そのまま横四方固めで押さえ込んで一本。田知本が女子柔道に最初の金メダルをもたらしました。


柔道は男女揃って金メダル獲得。五輪での「アベック金メダル」は2004年アテネ大会以来12年ぶりです。日本とアメリカのハーフであるベイカー選手は、準決勝までは全て一本勝ちと危なげない強さを見せ付けました。準決勝では指導1つ取られてリードされて直ぐに技によるポイントを奪いました。ピンチになっても冷静でしたね~。ベイカー選手は井上康生監督の母校・東海大学に在学中。井上監督もさぞかし喜んでいることでしょう。
田知本選手はノーシードから勝ち上がって金メダル。試合中に鼻血、さらには目の下に傷を作り、さらには2戦連続の延長戦もありましたが、決勝で一本勝ち。初挑戦のロンドンではメダルを獲れず、その後も結果を残せず引退危機、さらに昨年はドーピング疑惑もありました。いくつかの逆境を乗り越え、世界の頂点へ上り詰めました。表彰式の後には、ケガで五輪に出場できなかった姉の愛さんに金メダルをプレゼント。4年後は姉妹で五輪出場できるといいですね。

日本時間11日は、一気に金メダル3個を獲得し、競泳の女子200mバタフライで星奈津美選手が銅メダルを獲得。これまでに金6個、銀1個、銅11個と合計18個のメダルを獲得しています。今後もメダル量産に期待したいです。



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