日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

夏休み最後の日曜日!キーンランドカップ&新潟2歳ステークス

2016年08月28日 | 競馬

夏休み最後の日曜日だった28日は、札幌競馬場で短距離重賞・キーンランドカップ、新潟競馬場で2歳馬の重賞競走・新潟2歳ステークスが行われました。もうすぐ夏競馬も終わりです。



札幌メイン・第11回キーンランドカップ(GⅢ・芝1200m 14頭立て)は、「函館スプリントステークス組」から⑤ソルヴェイグ、④シュウジ、⑫レッツゴードンキ、⑩アクティブミノル、③エポワス、⑥オメガヴェンデッタが参戦。他にも昨年の函館2歳女王⑭ブランボヌール、2連勝中の3歳牝馬⑬ナックビーナス、函館1200mで連勝した⑧ホッコーサラスター、CBC賞4着⑦サドンストームなどが出走しました。
スタートは少しばらつきがあり、①セカンドテーブルが出遅れる。アクティブミノルが好スタートを決めたが、シュウジがスーッと先手を奪う。ナックビーナスが3番手につけ、ソルヴェイグと②ファントムロードが4,5番手で並ぶ。6番手にブランボヌール、内側7番手にエポワス、8番手⑪オデュッセウス、レッツゴードンキは外側9番手に控える。中団より後ろのグループには、10番手にセカンドテーブル、11番手オメガヴェンデッタ、12番手⑨サトノルパン、13番手にサドンストーム、最後方にホッコーサラスターという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、シュウジが持ったまま先頭キープ。アクティブはジョッキーの手が動き気味。ナックが3番手追走、ソルヴェイグとブランボはまだ4番手集団で待機、ドンキは中団からどこまで追い上げられるか。
4コーナーを回って最後の直線コースに差し掛かり、逃げるシュウジがラストスパートを仕掛け、後続との差を離そうとする。2番手争いはナックビーナス・ブランボヌール・ソルヴェイグが競り合う。しかし、ゴール残り100mでブランボが2番手に上がり、ゴール前で逃げるシュウジをかわしてFINISH!昨年の函館2歳女王・ブランボヌール、差し切り勝ちで重賞2勝目を挙げました!


サマースプリントシリーズ第5戦・キーンランドカップは、単勝2番人気のブランボヌールが優勝。1番人気だったシュウジはスタートから先頭をひた走りながらも、最後にかわされて2着。直線で一旦は差を拡げたけど、押し切れませんでした。これで函館SSに続いての2着ですね。3着には3番人気・レッツゴードンキが入り、人気上位馬が1~3着に入りました。函館SSとの連勝を狙ったソルヴェイグは4着に終わりました。
昨年の函館2歳ステークス以来の勝利で、通算3勝目&重賞2勝目のブランボヌールに騎乗した戸崎圭太騎手は、この夏だけで重賞5勝目をマーク。「サマージョッキーズシリーズ」では、ここまで31ポイントを獲得して現在トップです。ブランボは3,4コーナー辺りでは6番手に控えていましたが、最後の直線で外から追い上げました。ラスト100mの瞬発力は凄かったし、51キロの軽い斤量が活きたなあと思いました。シュウジも前走から1キロ増の53キロでよく走ったんだけど…。2キロの斤量差は大きい。
これでブランボヌールは1200m戦で3戦全勝。キーンランドで勝ったことでスプリンターズステークスの優先出走権を獲得しました。ディープインパクト産駒初のスプリントGⅠ馬誕生となるか?

サマースプリントシリーズは5戦を終えて、アイビスサマーダッシュで連覇を果たしたベルカントが19点で首位。函館SS優勝のソルヴェイグが13点で2位(キーンランド4着で3点獲得)。函館と札幌で2着のシュウジが2戦合計10点。さらに北九州記念を勝ったバクシンテイオー、CBC賞を勝ったレッドファルクスも10点で並んでいます。9月11日に最終戦のセントウルステークス(GⅡ)を残していますが、いまのところ上位陣は出走予定なし。ベルカントのシリーズ連覇は決定的か?




新潟メイン・第36回新潟2歳ステークス(GⅢ・芝1600m)には、2017年のクラシックを目指す2歳馬15頭が集結。新馬戦で2馬身半差の快勝を見せた②モーヴサファイア、新種牡馬・ルーラーシップ産駒の③イブキ、メンバー唯一のディープインパクト産駒⑪キャスパリーグ、スクリーンヒーロー産駒⑮マイネルパラディ(鞍上は弟・柴田未崎)、ダリア賞2着⑭マイネルバールマン(兄・柴田大知が騎乗)、福島新馬戦で8馬身差の圧勝⑧アピールバイオ(ルーキー・木幡巧也騎乗)、他にも⑨サンライズソア、⑩ヴゼットジョリー、⑫オーバースペックなどが出走しました。
スタートでイブキがポンと飛び出したが、アピールバイオがハナに立つ。サンライズソアが2番手につけ、マイネルバールマンが3番手。4番手グループはイブキ・キャスパリーグ・マイネルパラディの3頭が並び、7番手グループには⑤ワールドツアラー、④マテラフィールド、ヴゼットジョリー、⑬クイントゥープルの4頭が固まっている。後方集団はモーヴサファイア、⑦ウインシトリン、13番手⑥アンジュシャルマン、14番手①チシャーキャット、オーバースペックが最後方を追走する。
外回り3,4コーナー中間点を過ぎ、アピールが先頭、バールマンが2番手、ソア3番手。イブキは好位の4番手をキープ。キャスパとヴゼットも中団から追い出しにかかる。中団より後ろのモーヴは、長い直線のところで最内に進路を取った。
新潟名物659mの直線に差し掛かり、ゴール残り600mを切って、先頭争いはイブキ、サンライズソア、アピールバイオの3頭が競り合う。残り400mを切り、外からヴセットジョリーが先頭集団に追いつく。最内を走るモーヴサファイアは伸びないか?ラスト100mでヴセットが抜け出し、大外からスペックが追い込んだが、ヴゼットジョリー先頭ゴールイン。牝馬のヴゼットジョリーが2016年の新潟2歳チャンピオンに輝きました。


新潟の2歳王者を決める一戦は、単勝3番人気のヴセットジョリーが制しました。オーバースペックが最後方から追い込んで2着、2番人気のイブキが3着入線。1番人気だったモーヴサファイアは伸びずに8着に終わっています。
デビュー2戦目のヴゼットジョリーは、新馬戦に続いての連勝で重賞初制覇。栗東・中内田充正厩舎所属で、父・ローエングリン、母・フレンチビキニという血統。中内田厩舎は開業3年目で重賞初勝利となりました。新潟2歳ステークス初勝利の福永祐一騎手は、前日にJRA通算1900勝を達成し、この2日間で5勝を挙げました。
ヴゼットは7月23日の中京での新馬戦で、外から末脚を伸ばして差し切り勝ち。2戦目の今回も突き抜けるような走りで、2着に1馬身1/4差をつけての快勝を飾りました。まだ序盤ですけど、現時点で2歳牝馬の中でトップといえるでしょう。この先は秋に2歳重賞を挟んで、12月の阪神ジュベナイルフィリーズへと進むと思われます。ヴセットジョリーには更なる活躍を期待したいものです。


来週は夏競馬最終日。新潟競馬場ではサマー2000シリーズ最終戦・新潟記念、小倉競馬場では「小倉2歳ステークス」が行われます。
新潟記念には、七夕賞を勝ったマイネルミラノ、函館記念を制したマイネルミラノ、小倉記念を制したクランモンタナ
が登録。他にもダコール、ベルーフ、エキストラエンド、2連勝中の上がり馬・アデイインザライフ、ルミナスウォリアー、エーシンマックスなどが出走予定。
小倉2歳ステークスは、フェニックス賞を勝ったクインズサリナ、ひまわり賞を勝ったカシノマスト、メイソンジュニア、レーヌミノル、ドゥモワゼル、テイエムヒッタマゲなどが出走を予定しています。





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