日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【リオ五輪】大和撫子がリオで躍動!卓球女子団体は涙の銅メダル! シンクロも2大会ぶりのメダル!

2016年08月18日 | Sports

リオデジャネイロ五輪もいよいよ終盤戦。大会12日目の16日(現地時間)は、日本人女性アスリートが大活躍だった1日でした。



2大会連続メダルを目指す卓球女子日本代表(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)ですが、準決勝はドイツに敗れて3位決定戦に回りました。この日の3位決定戦では、シンガポール代表と対戦。
第1試合・福原愛VSユ・モンユ戦は、第1ゲームは福原が9連続ポイントを奪うなどの猛攻で11-4と先取しますが、第2ゲームは5-11とユモンユが取り返し、第3ゲームもユモンユが3-11で勝利。第4ゲームは福原が11-4で勝利し、ゲームカウントも2-2の五分に。しかし、最終第5ゲームは5-11でユモンユが取り、ゲームカウント2-3で敗れ、日本が初戦を落としてしまう。
第2試合の石川佳純VSフェン・ティアンウェイ戦。第1ゲームはジュースに縺れた末、石川が12-10で勝利。これで勢いに乗った石川は、第2ゲーム(11-6)と第3ゲーム(11-7)も連取し、3-0のストレート勝ち。エース対決を制し、1勝1敗のタイに戻します。
第3試合は福原&伊藤VSユモンユ&ジョン・イーハンのダブルス戦。第1ゲーム9-11と競り負けたが、2ゲーム目は日本が10-9とゲームポイントを奪い、伊藤のバックハンドがエッジボールとなり、11-9で第2ゲームを取る。その後、第3ゲームを11-1と圧倒すると、第4ゲームは12-12から2ポイント連取して14-12。ゲームカウント3-1で日本がダブルス戦を制し、3試合を終えて日本が2勝1敗と勝ち越します。
メダルまであと1勝の第4試合、伊藤VSフェン・ティアンウェイ戦。第1ゲームはフェンが5-7とリードするが、伊藤がそこから5連続ポイントを奪い逆転。最後は伊藤のフォアをフェンが返せず、11-9と競り勝つ。続く第2ゲームも11-4で伊藤が取り、第3ゲームは一度は4-5とリードされながらも5連続ポイントを奪い、最後はフェンのフォアがアウトとなり、11-6で勝利。伊藤が格上相手に3-0で快勝し、日本が3勝1敗でシンガポールを下して銅メダルを獲得しました!

ドイツ戦で悔し涙を流した卓球女子チームが、3位決定戦でシンガポールを撃破。前回のロンドン五輪の銀メダルに続き、2大会連続のメダルを手にしました。初戦で福原選手が敗れましたが、2戦目以降は日本が3連勝。石川選手のストレート勝ちで波に乗り、チーム最年少の15歳・伊藤選手もダブルス戦とシングルス戦で2連勝をマークしました。
銅メダルが決まった瞬間、福原選手と石川選手がベンチでなきながら喜びを分かち合い、試合後のインタビューでも石川選手が「よかったぁ~、よかったぁ~」と連呼。メダルが期待されたシングルス戦ではまさかの初戦敗退でしたが、団体戦ではシングルスの悔しさを晴らすかのような活躍ぶりを見せました。福原選手も悔し涙ばかりだったけど、最後に嬉し涙。幼い時は練習中に泣きだしたりする事から「泣き虫愛ちゃん」と言われたけど、五輪メダリストとなった現在でもその姿は変わらないですね。
伊藤選手は初めての五輪で大いに躍動しました。「先輩2人を手ぶらで帰すわけにはいかない」と言っていましたが、その言葉通りの結果となりました。4年後の東京五輪では、福原選手&石川選手からエースの座を奪えるまでに成長してほしい。
男子は銀メダル以上、女子は銅メダルと卓球団体戦で男女アベックメダルの快挙。日本時間18日の朝に男子の団体決勝が行われますが、日本男子が中国にどこまで食い下がれるか注目です。




シンクロナイズドスイミングは、デュエットのフリールーティン決勝が行われました。日本の乾友紀子&三井梨紗子ペアは、予選を3位で通過。 決勝では「風姿雷伝」のBGMに乗せて、「風神雷神」をテーマにした演技を披露。最初のリフトからのスピン技を高く決めると、キレのある足技と豊かな表現力で会場を魅了。ラストの足技も一糸乱れずにフィニッシュ。最後までノーミスで演じきった乾&三井ペアは、FR決勝を94.9333点。総合でも188.0547点で3位に入り、銅メダルを獲得しました。

かつては6大会連続でメダルを獲得し、「日本のお家芸」とも言われていたシンクロでしたが、前回のロンドンで屈辱のメダル無し。それから4年後のリオで再びメダルを手にしました。「リフト→スピン」も抜群に良かったし、足の動きもブレてませんでしたね。この日は井村雅代ヘッドコーチの66回目の誕生日。いつもは選手にカミナリを落としまくる井村コーチも、この日ばかりは三井選手と乾選手を笑顔で労いました。井村コーチに最高のプレゼントを贈ることができましたね。
お家芸復活の兆しを見せたシンクロ、日本時間19日からは「チーム部門」が始まります。チーム部門は2004年のアテネ以降2大会続けてメダルなし。ライバルのスペイン、ウクライナを破ってメダル獲得となるか?




バドミントンは女子シングルスの準々決勝が行われ、奥原希望VS山口茜の日本人対決が実現。勝った方が日本勢初のベスト4進出となる一戦は、お互いが力を出し切った試合となりました。
まず第1ゲーム、山口のサーブを奥原がクロスへ打ち返して最初のポイントを奪ったが、山口が徐々に主導権を握る展開に。得意のジャンピングショットを決めると、11-9から6連続ポイントを奪う。そして20-11と山口がセットポイントを迎え、奥原の強打を悉く拾ってから、クロスへのスマッシュで21点目を挙げ、山口が21-11の大差で第1ゲームを取ります。
第2ゲームも山口が序盤にリードするが、奥原が徐々に反撃。4-6から4ポイントを連取して勝ち越すと、長いラリー戦で山口の体力を削らせ、力強いスマッシュでポイントを奪う。20-17と奥原セットポイントの場面で、奥原のショットを山口が反転しながら披露という美技を見せたが、最後は山口がミスして奥原21点目。第2ゲームは21-17で奥原が取り、ゲームカウント1-1のタイに持ち込む。
第3ゲームになると奥原が一方的な展開に。序盤に2度の3連続ポイントを挙げると、10-6から5ポイント連取するなど、山口を突き放す。最後は奥原のストレートを山口が返せずゲームセット。奥原が21-10と圧倒し、ゲームカウント2-1で奥原が山口を下しました。

バドミントン史上初の日本人対決は、奥原選手に軍配が上がり準決勝進出。最初のゲームでは奥原選手の動きが硬く、試合を優位に進めた山口選手が第1ゲームを取ったので、「あれ?奥原どうした?」と思いましたが、第2ゲーム以降は奥原選手のペースになり、最終ゲームでは11点差の大勝でした。山口選手も今まで1ゲームすら取れなかった相手から初めて1ゲーム奪い、最後まで力を出して戦えたので悔いは無いかもしれません。
奥原選手は準決勝でインドのブイ=シンデュ・プサルラ選手と対戦。最新の世界ランキングでは、奥原選手が6位、プラルラ選手は10位と格下です。ただ、プラルラ選手は準々決勝で世界2位の王儀涵選手に勝利しており、勢いに乗ってるかもしれません。インドの難敵を倒して、決勝に駒を進められるよう頑張ってください!




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