静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

美富士@安西

2020年12月21日 07時21分02秒 | グルメ
美富士@安西

 今日のランチはラーメン。
お気に入りの中華屋さん、「喜楽」さんに向かいました。
ところがお店の様子が何か変です。
まさかと思って入口の張り紙を見ると、これは困った。



 「閉店のお知らせ」
今日は12月の16日、一日違いで最後のラーメンを食べることができませんでした。
これは残念至極です。
ご主人も高齢ですから、いつかはこうなるとは思っていましたが、その日が来ましたか。



 あの美味しいラーメンも今日から食べられなくなりました。
静岡市内の美味しいラーメン店が次々と消えていくのは悲しいものです。
これからはラーメンをいただく機会が減ることになりそうです。
がっくりと肩を落として、もと来た道を引き返しました。



 しかし今度はどうしようか。
そこで近くにある老舗のお店に思いつきました。
そうだこの店にしよう。
そのお店の名前は「美富士」さんでした。



 昔ながらの下町の食堂という感じのお店で、店頭には懐かしい食品のサンプルが並んでいます。
ここでリベンジにラーメンでも食べようか。
では初めてこのお店に入ります。



 先客は年配の男性がお一人で、がらんとしています。
これも年配のご主人が出てきて、折り込みチラシの裏に手書きで書いたメニューを出してくれます。
メニューが手書きというのも面白いです。
あれ、うっかりしてそれを写すのを忘れました。

 しかしメニューにはラーメンが書いてありませんでした。
これはたまたまなかったのか、それとも全く消えてしまったのか。
期待が外れましたが、悩んだ末に「かつ丼(750円)」を注文しました。
お茶を飲みながら出来上がりを待ちます。



 テーブルには昔懐かしい醤油差しがぽつんと置いてあります。
しばらくすると二階からおかみさんが下ってきました。
厨房に向かって、ご主人のお手伝いに入りました。
そして最初にこんなお皿が出てきました。



 これは前菜でしょうか。
里芋の煮つけに、ゴボウのきんぴら、そしてほうれん草のおしたしです。
これをつまみながら待ってくれということなのか。
しかしすぐにかつ丼も出来上がりました。



 「おまちどうさまです」
お味噌汁と一緒に出てきます。
このお味噌汁は熱々で、お豆腐とワカメでした。
このお豆腐がかなり大きめに切られていたのが印象的です。



 そしてメインのかつ丼です。
これはかなりのボリュームですね。
昔懐かしい正統派のカツ丼で、かなりのつゆだくです。
そのおかげでご飯がしっとりしていて食べやすいです。



 上にびっしりとカツが乗っているので、最後まで具が足りないということはありません。
ご飯のボリュームもたくさんで、食べ応えがありますね。
カツがもう少しからっとしていると違う雰囲気ですが、昔のカツ丼はこんなものでした。
久しぶりのカツ丼は、なかなか美味しかったです。



 ご飯の量が多いのでこれでお腹はパンパンになりました。
お茶で一息ついてお会計です。
入口ではたぬきも、お見送りです。
ごちそうさまでした。

コメント (4)
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