川崎市では、ホームページで「市内の標高」を紹介しています。市内各所にある水準点と、その標高がわかるようになっています。
NHK総合テレビのニュースを見ていたら、相模湾で10メートル級の津波が発生したら平塚市はどうなるかということをコンピューター・グラフィックで再現したという話題が出ていました。そこで、川崎市の標高が気になったのです。見てみることとしました。
川崎市高津区は、次のようになっています。
41番:坂戸1丁目18番地1号(坂戸小学校) 12.5509メートル
60番:向ヶ丘1-3(上作延保育園) 45.381メートル
80番:二子5丁目14番5号(高津消防署) 14.0098メートル
81番:諏訪3丁目16番48号(諏訪神社) 不測
82番:二子1丁目4番1号(二子神社) 13.0394メートル
83番:溝口4丁目19番1号(高津小学校) 14.3377メートル
84番:溝口2丁目29番1号(宗隆寺) 14.4590メートル
85番:下作延5丁目1番10号(津田山保育園) 14.9256メートル
また、先に紹介した頁では、各水準点の「水準点の経年成果」が示されています。ミリメートル単位ではありますが、毎年高くなったり低くなったりしています。
地図を読んでいただければおわかりになると思いますが、川崎市は東京湾に面しております。内海と言えるでしょう。しかし、どこが震源になるかが決まっている訳ではありませんから、東京湾で津波が発生するかもしれません。少なくとも自分が住んでいる所の標高くらいは知っておいたほうがよいと思ったのです。
津波が発生すると、おそらく多摩川を逆流するでしょう。丸子橋の近くに調布取水堰がありますので、ここまでは確実に逆流します。その先に第三京浜道路の橋梁、さらに先に二子橋があります。どこまで勢いを保ちながら津波が押し寄せてくるでしょうか。
私が住んでいる場所の標高は、83番や84番からして14メートルほどであるとわかりました。少し歩けば下作延や久地で、高台があります。登ったりすることができるかどうかわかりませんが、84番のすぐ南側は丘になっています。
どれくらい役に立つかどうかは別として、自分が住んでいる場所の地形を頭に入れておけば、避難などの際によいかもしれません。