荒川区南千住一丁目の三ノ輪橋商店街を歩いてきました。 三ノ輪橋電停付近から北西に伸びるこのアーケード街は、荒川一中前電停の近くで終わります。これから裏のほうを歩き回り、三ノ輪橋電停に戻ることとします。
南千住一丁目と荒川一丁目の境界です。右側が南千住、左側が荒川ですが、掲示板には「南千住一丁目西町内会」と書かれています。道路の路肩に植木鉢がたくさん並べられているところが東京らしいとも言えます。奥に高層マンションが見えますが、三ノ輪橋商店街一帯は2階建ての木造建築や3階建ての鉄骨建築が多く、4階以上の建物はあまりありません。
ちなみに、荒川一中前電停は20世紀最後の年である2000年に開業しました。都電で最も新しい電停ということになります。
三ノ輪橋商店街と平行するこの通りにも、何軒かの商店があります。ただ、商店街の看板や標識などはありません。土曜休日となると多くなる都電荒川線利用目的の団体客(新聞社などで都電荒川線の沿線巡りなどの小ツアーが企画されています)でも、さすがに裏通りまで歩くという人は少ないのでしょう。ひっそりと静まりかえっています。時折、民家からテレビの音声などが漏れてくるくらいです。
まっすぐ歩けば三ノ輪橋商店街に行ける道ですが、道幅があちらこちらで違っているように見えるため、道路自体も曲がっているような錯覚にとらわれます。ぎりぎりまで家屋が建てられていて、建物が道路に張り出しているかのようにも見えるからです。軽自動車でも抜けられないのではないかと思われますが、その旨の標示板はありません(高津区なら通り抜けができない旨の案内表示があるのですが)。自転車が大活躍するのも当然です。但し、速度などには注意しなければなりません。自転車による死亡事故も増えているくらいですから。
三ノ輪橋電停に戻ってきました。これから終点の早稲田まで乗ろうと思うのですが、停まっているのは荒川車庫前止まりの電車です。
多数派になりつつある8800形で、2009年から営業運転に着いています。世田谷線の300系ほど徹底していないものの、この形式も車両によって塗装が異なっています。このバイオレットは好ましい雰囲気を持つ色で、2両在籍しています。
この荒川車庫前止まりの後に早稲田行きが来るはずですので、それを待つこととしましょう。
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