三ノ輪橋電停の西側にある降車専用ホームから商店街に戻り、歩き続けます。
アーケードの入口に、都電をモチーフとしたレリーフが飾られています。現在の荒川線では系統番号が掲げられておりませんので、次々に路線が廃止される前、最盛期のイメージなのでしょう。
商店街に戻りつつも、やはり路地裏が気になります。ここは南千住一丁目ですが、常磐線・日比谷線・つくばエクスプレスの南千住駅から離れています。都電荒川線は常磐線の北側を走っていますが、乗換駅がありません。また、つくばエクスプレスは三ノ輪交差点付近の地下を走りますが、その辺りに駅がありません。日比谷線とは三ノ輪橋⇔三ノ輪で乗り換えが可能ですが、連絡運輸をしていません。
商店街の中にある蕎麦屋さんです。御覧のように、都電などの絵や写真が飾られていますが、下の鉄道模型(実際に車両が走っています)は都電と無関係で、国鉄のキハ82系や阪急電車がレイアウト上にあります。もっとも、Nゲージで都電荒川線や東急世田谷線などの車両が完成品として発売されるようになったのは最近のことで、トミックスや関水金属などでは販売されていません。私鉄車両も同様です。
三ノ輪橋商店街を歩いたのは二度目ですが、三ノ輪橋電停から離れるほど閑散としてくることには変わりがありません。御覧のようにシャッター通りと化す傾向が見られます。もっとも、休日に歩いているため、お休みの店があるのかもしれませんが、土曜休日の都電荒川線の賑わいとはあまりに対照的です。
庭がないお家で、壁に沿うように鉢植えを並べるのは、東京でも川崎でも見られた光景です。ただ、川崎市高津区ではあまりみかけなくなりましたので、少しばかりの懐かしさは覚えます。
下町などでおなじみの服屋さんです。店頭にあれこれの服を並べていますが、店の中に入ることができるのかできないのかわからないような構えです。かつては溝口三丁目などにもありました。安そうではあります。
服屋さんなのに、何故か古本や古雑誌が置かれています。私も東京の色々な街を歩きましたが、こういう店はあまり見かけません(初めてかもしれません)。下町ではよく見られたのでしょうか。
置かれている本や雑誌を眺めていても、これという傾向は見受けられません。
荒川一中前電停に近い所では、空洞化の傾向が目立ってきます。シャッターが閉まっているどころか、シャッターが取り外されたのか、がらんどうになった店舗跡をいくつか見つけました。
九州などでは、アーケードはあるのに建物がなくなり、歯が抜けたような状態になっている商店街が少なくありません。私が歩いた限りでも、直方、佐賀、大牟田、久留米などを思い出します。都内でもそういう商店街があるかもしれません。
荒川一中前電停側から、三ノ輪橋電停側に伸びる商店街の様子です。手前の果物屋のような店は、今や都内以外では見つけることが難しいかもしれません。写真でもおわかりのように、人通りはあるのですが、閑散とした印象を受けます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます