ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

おかしな広告

2021年11月15日 11時30分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 YouTubeを見ると、時々、ふるさと納税関係の広告が流れます。

 その広告を見た瞬間に「おかしな広告だな」と思いました。

 男性が、東京生まれの東京育ちであるから故郷がない、というようなことを言うのです。

 今時の小学生でもこんなフレーズを口にしないのではないか、と思いました。東京生まれの東京育ちで東京に住み続けていれば、東京が故郷であることは明らかでしょう。まさか、江戸っ子という言葉を知らない訳ではないでしょう。まあ、広告であるから仕方がないのかもしれませんが、東京都にも様々な場所があり、千代田区出身であろうが立川市出身であろうが檜原村出身であろうが八丈町出身であろうが小笠原村出身であろうが東京都出身ということになります。

 そもそも、人口動態を詳しく分析した訳でも何でもないのでよくわかりませんが、日本全国、生まれてから死ぬまで同じ市町村に住み続ける人は少なくないでしょう。その人にとってみれば、そこが故郷なのです。そこから東京だけが除外されているのはどういうことでしょうか。思考回路がおかしくなっていると思われてもやむをえないところでしょう。

 広告の最後には、「ふるさと」と言っても何処でもよいというようなことが言われます。「ふるさと納税」はそういうもので、別に自分の出身都道府県・出身市町村に対する寄附金でなくともよいのです。それならば、最初に東京云々と言う必要もないのです。

 


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