現在の東急5000系は2代目です。初代は数年前まで渋谷駅前のハチ公前広場に置かれており、現在は秋田県に置かれている緑色の電車、と記せばおわかりでしょう。長らく東横線で活躍し、後に田園都市線、大井町線(一時期は田園都市線の一部でした)、目蒲線でも走りました。これに対し、2代目は田園都市線用として登場し、増備されました。その後、目黒線用に5080系、東横線用に5050系が登場しており、5000系の一部も東横線に投入されています。まずは田園都市線用として登場するパターンは、2020系(田園都市線用)・3020系(目黒線用)・6020系(大井町線急行用)の20シリーズでも踏襲されています(登場順は2020系、6020系、3020系)。
今回は、5000系の最初の編成、5101Fです。2002年から営業運転に就いているので、もう20年以上も田園都市線、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線を走っていることになります。
2代目5000系と言えば、6扉車が投入されたことでも有名ですが、この5101Fに6扉車が含まれていたことはありません。また、この編成を含めて初期に登場した車両は、行先表示がLEDであるのに対し、種別表示は幕式でした。そのためもあって、側面の種別表示と行先表示は別々でした。これはフルカラーLEDがまだ登場していなかったからです。増備されていく間に種別表示もLED化されており、幕式であった車両についてもLED化されています。
以前に書いたことですが、この2代目5000系が、東急のマスコット、のるるんのモデルです。
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