昨日(2024年4月25日)、東急田園都市線の高津駅4番線で上りの各駅停車の到着を待っていると、下の写真にある電車が回送として通過しました。
「珍しい」とは大袈裟な表現であるかもしれませんが、撮影の機会はかなり少ないことには変わりありません。上の写真の車両が田園都市線で営業運転を行うようなことがないからです。
通過したのは、東京メトロ日比谷線用の車両である13000系です。車両番号から13104Fであることがわかります。おそらく、鷺沼検車区から千住検車区への回送でしょう。
東京メトロ日比谷線と東急東横線との相互直通運転は、2013年3月15日をもって終了しました。従って、現在、東急の車両が日比谷線を走ることはありませんし、13000系が東横線を営業運転することもありません。しかし、「東京メトロ13000系13105F」で記したように、営業運転でなければ日比谷線と東急東横線との相互直通運転は残っているのです。そのため、滅多に見られるものではないのですが13000系が東横線、目黒線、大井町線および田園都市線を走行することがある訳です。先代の日比谷線用車両である03系も、鷺沼検車区への回送のため、東横線、目黒線、大井町線および田園都市線を走ることがありました。
この13104Fは、鷺沼検車区で定期検査を受けていたのでしょう。二子玉川駅から大井町線に入り、大岡山駅で目黒線に移り、元住吉検車区に入った後に東横線を走り、中目黒駅から日比谷線に入るものと思われます。
なお、田園都市線の二子玉川駅から長津田駅までの間では、東横線、目黒線、池上線および東急多摩川線の車両、さらに横浜高速鉄道みなとみらい線の車両も回送として走ります。こどもの国線の恩田駅のそばにある長津田車両工場で重要部検査などを受けるためです。
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