10日、渋谷に寄りました。その際に撮影した写真です。
何かとよく入った東急プラザ渋谷が、今年の3月22日をもって閉館となります。再開発のためですが、49年間も営業していたとのことで、建物の老朽化も理由の一つでしょう。
閉館セールということで、バーゲンをやっていました。今月2日から31日までです。
渋谷駅の西口、バスターミナルのそばにあるこの建物には、幼い頃から何度も入っていました。特によく行ったのは5階です。紀伊國屋書店が入っているというのが一つの理由で、受験浪人生時代、学部生時代にはよく入りました。また、私が國學院大学法学部の兼任講師(非常勤講師)としての仕事を始めた2004年6月以来、時々寄ります。
5階の、今はダイソーが入ってるブロックには、かつてコタニというレコード屋があり、幼い頃にレコードか何かを買ってもらった記憶があります。その後はテナントが何回か変わっており、ダイソーの前の前にあった店には時々寄ったと記憶していますが、何であったかは思い出せません。
また、ドイツの鉄道模型では有名なブランド、メルクリン(Märklin)の専門店、レオが、今のJTBの箇所で長らく営業していました。HOゲージとZゲージの両方がありますが、どちらもかなりの高額です。見る度に欲しくはなるのですが、買ったことはありません。HOのほうは交流三線式を採用しており、日本で容易に入手できる鉄道模型では他にない方式です。クラフトヴェルク(Kraftwerk)のアルバム名にもなっているTEE(Trans Europ Express.ヨーロッパの国際急行列車)で、とくに有名であったラインゴルト号を牽引していた(西)ドイツ国鉄103型電気機関車など、ドイツ、オーストリア、スイスの名車両たちの模型が陳列されており、デモ走行をしている時もありました。何故か日本の急行型気動車キハ58系の模型もありました(特別モデルだったのでしょうか)。
また、レオにはファーラー(Fahrer)、フォルマー(Vollmer)など、鉄道模型のレイアウトに使用する建物や人形などのアクセサリーもありました。遊園地などにある観覧車の模型は、日本の鉄道模型のアクセサリーにないもので、実際に回転するところも見ました。そうしたものを横目で見て、私がレオで買ったのはヴィキング(Viking)などのミニカーです。ちなみに、渋谷にはミニカー専門店がいくつかあり、ヴィキング、シューコ(Schuco)などを買うことができます(東急ハンズにも置かれています)。
なお、レオは2012年に移転し、東急プラザの裏の坂を登った所にあります。わかりにくい場所なので、公式サイトなどで確認するとよいでしょう。
1階の奥、エレベーターの脇にアントステラがありますが、私が受験浪人生であった頃には輸入菓子と化粧品を売っている店がありました。そこでよくミントキャンディーを買っていました。それも、アルトイズ(Altoids)やフィッシャーマンズフレンド(Fisherman's Friend)といった、かなり強いミントキャンディーです。一種の眠気覚ましですが、当時、日本にはこれら、とくにフィッシャーマンズフレンドほど強力なミントはなかったので、驚いたことがあります。
しかし、これらで驚くのは早すぎました。同じ店でイタリアのミントキャンディーを買った時、黒い袋で、たしか髑髏の絵が描かれていたものであったため、「もしや」と思って警戒したのですが、東横線の車内で試しに口に入れた瞬間、あまりの強さに鼻が痛くなるなど、ひどい目に遭ったことがあります。当時も今も、その店以外で見たことがありません。
どうでもよい話ばかり記していますが、ついでということで続けてしまいましょう。やはり、9階を外すことはできないのです。飲食店が並んでいるところですが、何と言ってもロシア料理のロゴスキーです。ロシア料理店と言えば神保町界隈に多いのですが、渋谷ではロゴスキーです。
何故、この店を筆頭にあげたかと言えば、妻と、結婚前に初めて食事をしたのがこの店だったからです。その後も、記念日などに行き、料理を楽しむとともに、ハンガリーやグルジアのワインを飲むこともあります。私はワインをあまり好まないのですが、ドイツ、ハンガリー、グルジアといった所のワインは美味いと感じています。
実は、このロゴスキー、東急プラザ閉館後の移転先がまだ決まっていないとのことです。世田谷区深沢にも支店があるのですが、やはり渋谷です。道玄坂でも桜丘でも宇田川町でも渋谷(駅東口の町名)でも神南でも、渋谷駅から歩いて行ける場所であればどこでもよいので、決まって欲しいものです。
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