ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

ワクチンの予約

2021年05月16日 23時19分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日(2021年5月15日)の朝、COVID-19のワクチンの予約をしました。勿論、私自身のためではなく、父のためです。

 川崎市では、昨日の8時半から受付を開始しました。電話とインターネットでの双方で予約を受け付けるのですが、高齢者にはパソコンもスマートフォンも使えない、使う気もないという人が少なくないでしょうから、子や孫などが代わりに予約するという場合も多いでしょう。私がまさにその例です。

 父は8時半になるや電話をしたそうですが、何度やってもつながらなかったそうです。私はうちでMacBook Proを使ってインターネットでの予約を進める一方、電話もしてみました。インターネットのほうですが、最初はサーバーが混んでいたものの、10分ほどでつながり、予約できました。最初に登録をして、送られてきたメールに書かれたアドレスにアクセスして行ったら、数分で予約できました。すぐに父に連絡するとともに、予約済みを示すメールを印刷し、届けました。

 ただ、川崎市のホームページ上の案内が遅すぎます。8時半の段階では、5月15日の予約受付は6月分であることが示されていなかったのです。

 一方、電話は、2回やってみましたが、最初は話し中の音、次は電話が混んでいる旨のアナウンスでした。おそらく、電話がつながった頃には定員に達した会場があったでしょう。川崎市の場合、川崎区が教育文化会館で、他の区は市民館でしたが、一番早く定員に達したのが麻生市民館でした。たしか、受付開始から2時間もかからなかったはずです。その次に宮前市民館か高津市民館で、多摩市民館は4番目でした。北部(高津区、宮前区、多摩区および麻生区)のほうが早く締め切られた訳です。

 高齢者向けの予約方法としてインターネットが適切かどうかという問題もあるかもしれませんが、金融機関や電子機器のサポートセンターではないのですから(人を待たせるのが平気なところですね。なかなかつながりません)、とにかく希望者を集めて早く予約させるという方法には問題があります。4月にも電話回線やサーバーがパンクしたと報じられているにもかかわらず、同じ方法が採用された訳です。おそらく、4月も5月も予約できずに終わったという人が多かったのではないでしょうか。 

 例えば、川崎市高津区溝口は5月●●日、高津市民館、というように、日時、地区、会場を予め指定するほうが、電話予約などよりもはるかに効率的でしょう。その日に行けない人については別途考えればよいだけの話です。予備日を設けるなどの手もあるでしょう。

 それに、報道によると、まだ医療関係者の多くについては第1回目の接種が終わっていない、というより進んでいないようなのです。順番も何もない訳で、大丈夫なのかと思います。そうかと思えば、拡大解釈なのか類推解釈なのかもわからないような話で、どう考えても医療や救急に直接携わるとは思えない公務員が優先的に接種を受けていたりします。保存がきかないワクチンを余らせる訳にもいかないという事情は理解できますが、それなら最初から「余った場合には、窓口担当の職員への接種に回します」とでも知らせておけばよいでしょう。

 拡大解釈、類推解釈と言えば、都内の百貨店などで営業を再開する所が多いようです。二子玉川ライズや玉川高島屋でも、生活必需品を販売しているということで、多くの店舗が営業を再開していました。


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