8月に入る前から新規感染者数が急増し、医療崩壊と表現しても大袈裟ではない事態も生じています。
このような中で、第4回緊急事態宣言が再延長され、しかも対象都道府県も拡大されることになりました。朝日新聞社が、今日(2021年8月16日)の19時43分付で「政府、宣言を9月12日まで延長へ 京都など7府県追加」(https://www.asahi.com/articles/ASP8J6FJSP8JUTFK01D.html)として報じています。
これまで、緊急事態宣言は4回出されていますが、延長されなかったことはありません。それどころか、今年に入ってから発出された第2回から第4回の緊急事態宣言は、いずれも再延長がなされています(2020年の第1回のみ、再延長はなされていません)。しかも、第3回および第4回の場合は、対象都道府県が途中から拡大されています。
このブログをお読みの方はおわかりと思いますが、私は、第4回緊急事態宣言についても当初から疑念を抱き、それを記していました。最初の対象都道府県は東京都のみであったこと、期間が8月22日までとされたことです。地域も期間も小出しで、打ち出される対策にも効果があるのかどうかわからないようなものですし、むしろ新規感染者数が増えているのでは、話になりません。その後、8月31日まで延長されましたが、今度は9月12日まで延長されるという方針が固まったようで、明日正式に決定されるとのことです。
それにしても、最初の延長が9日間、次の延長が12日というのは、どういう意味がこめられているのでしょうか。小出しの失敗は重ねられるままです。
また、対象都道府県の拡大も繰り返されました(沖縄県は第3回緊急事態宣言のままです)。第4回の場合、最初は東京都だけだったのですが、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府も対象となっています。そして、8月20日から茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、京都府、兵庫県、福岡県も加わります。また、マンボウも、やはり8月20日から9月12日まで、宮城県、山梨県、富山県、岐阜県、三重県、広島県、香川県、愛媛県、鹿児島県に適用されます。
こういう状況で「自助」なのでしょうか?
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