仕事に行く途中、和光市駅で撮影しました。
左側が横浜高速鉄道Y500系Y517Fです。DeNA BAYSTARS TRAINのラッピングが施されています。
Y500系は東急5000系と共通の設計による車両で、基本的には東急5000系と同一です。但し、東横線、東京メトロ副都心線などで運用されるため、相違点もあります。また、このY517Fは、元々東急5050系5156Fでした。2014年2月15日に元住吉駅で発生した追突事故のため、Y500系Y516Fが2017年に廃車となりました。その際、Y516Fは東急へ譲渡されています。一方、東急から横浜高速鉄道への損害賠償という意味で5156Fが譲渡され、Y517Fとなったのです。
次に、右側が東京メトロ17000系17189Fです。2020年に登場した系列で、7000系を順次置き換えています。10両編成と8両編成があり、8両編成は10の位の数字が8または9となっています。17000系17080番台と表現してよいかもしれません。10両編成は有楽町線、副都心線のいずれでも運用されますが、8両編成は有楽町線で運用されません。
御存知の方も多いかと思われますが、有楽町線の和光市〜小竹向原は副都心線と共用されています。というより、副都心線は有楽町線に乗り入れているのです。国土交通省鉄道局監修『令和2年度鉄道要覧』によると、副都心線(13号線)は小竹向原〜渋谷となっており、小竹向原〜池袋は元々有楽町線の複々線区間であったところを副都心線に変え、池袋〜渋谷は純粋な新設路線ということのようです。ただ、同じ国土交通省鉄道局が監修する『数字でみる鉄道2021』によると、副都心線は池袋〜渋谷の路線となっており、和光市〜池袋は有楽町線に属しています。なるべく重複を避けるという点からすれば『数字でみる鉄道2021』のほうが正確なのかもしれません。
正式の区間と営業区間が異なることは、よくある話です。
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