準急中央林間行きの東急8590系8694Fを、二子玉川駅で撮影しました。10号車(中央林間側の先頭車)であるデハ8594には、今や東急では田園都市線でしか見られない方向幕車の一つ(他には同じ8590系の8695Fと8500系の8606F)です。また、8590系は、8500系とともに界磁チョッパ制御の車両ですが、VVVF車が主流となっている昨今では少数派になったとも言えます。東急で界磁チョッパ制御の車両を見ることができるのは田園都市線と大井町線ですが、最初にVVVF車が走ったのは大井町線でした。
元々はみなとみらい線直通用として、8両編成で東横線に登場した8590系ですが、今や田園都市線および東京メトロ半蔵門線で2編成のみが運用されるだけとなりました。既に8691Fから8693Fの3編成は引退しており、一部が富山地方鉄道に譲渡されています。この8694Fと8695Fが田園都市線と半蔵門線で運用されています。なお、東武伊勢崎線・日光線には乗り入れないため、先頭車の貫通扉には識別用のⓀマークが付けられています。
8590系といいますが、実は10号車(中央林間側の先頭車)であるデハ8590形と1号車(渋谷・押上側の先頭車)であるデハ8690形のみの系列であり、中間車は全て、日本初の本格的軽量ステンレスカーである8090系です。
東急田園都市線でクレヨンしんちゃんを描いた車輌に乗りましたょ。