ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

これは聴いてみたい コルトレーンの録音

2018年06月08日 18時20分30秒 | 音楽

 先程、たまたまgooニュースを見ていたら、「コルトレーン幻の音源見つかる 絶頂期に録音、未発表曲も」という記事が掲載されていました(https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/entertainment/kyodo_nor-2018060801001871.html)。共同通信社の配信記事です(https://this.kiji.is/377674983486456929)。

 1963年、ジョニー・ハートマンとの共演(名盤!)の前日に行われたスタジオ録音ですが、どういう訳か未発表に終わり、音源そのものも行方不明でした。最近発見されたとのことで、今月29日に発売されます。

 メンバーは、勿論、コルトレーン(テナー・サックス。曲によってはソプラノ・サックスを吹いているかもしれません)、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、そしてエルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)です。

 収録曲も公表されています。7曲のうち、2曲は名前がつけられていないオリジナル曲のようで、他に「ネイチャー・ボーイ」、「インプレッションズ」などとなっています。

 早速、購入のために予約しました。

 期待して待つこととしましょう。何と言っても「黄金のカルテット」ですから。

 

 1963年といえば、あの「アフロ・ブルー」や「アラバマ」も収録されている「ライヴ・アット・バードランド」なども録音されました。「至上の愛」が録音されたのはその翌年ですが、メンバーは勿論、上記の4人です(別テイクではアーチー・シェップ、アート・デイヴィスも参加しています)。青葉台のブックファーストで「ジョン・コルトレーン『至上の愛』の真実」(音楽之友社)を買って、長いこと読み返していたのは、レコーディングの様子を忠実に記しているためです。

 

 学部生時代に何枚もCD(とくにインパルスのもの)を買っては聴いていましたし、今でも「マイ・フェイヴァリット・シングス」の最高の演奏はコルトレーンの来日公演最終日の演奏であると思っているくらいです。当時よく行っていた六本木WAVEで2枚組CDを買い、うちに帰って聴いて、テナー・サックスのソロがメジャー・モードに入った瞬間のフレーズを聴いて感動しました。今でもそのフレーズをよく覚えているくらいです。これを生で聴いてみたかったという、到底適いもしない夢を抱きました(コルトレーンが死んだのは1967年7月で、そのほぼ1年後に私が生まれました)。

 コルトレーンは無理でも、ということで、1985年7月31日に、私は六本木のピットインでエルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーンの演奏を聴きました。前に書いたことがあるかもしれませんが、繰り返してもよいでしょう。

 私が座ったのは、エルヴィンのドラムセットの真ん前です。あのドラミングを真っ正面で見ることができた訳です(あの特有の唸り声(?)も)。途中、何の曲かを覚えていませんが、彼がマレットでドラムを叩いていたら、先が抜けてしまい、私の目の前に飛んできたので掴み、彼に渡しました。にこやかにお辞儀をしてくれました。演奏が終わって、最後に握手したこともよく覚えています。そのエルヴィンも、既にこの世を去っています。

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横浜国立大学の法科大学院が募集停止へ

2018年06月06日 08時29分50秒 | 受験・学校

 久方ぶりに、法科大学院の話です。

 昨日(2018年6月5日)の22時58分付で、神奈川新聞社が「法科大学院、県内ゼロに 横浜国立大19年度に募集停止」(http://www.kanaloco.jp/article/336706)として報じていました。また、関連するものとして、6日2時0分付の「県内の法科大学院ゼロ 支援の弁護士会『県民にマイナス』」(http://www.kanaloco.jp/article/336701)という記事もあります。

 神奈川県には4つの法科大学院が設立されました(これ自体が驚くべきことでしょうが)。横浜国立大学の他に神奈川大学、関東学院大学および桐蔭横浜大学です。このうち、関東学院大学は2015年度から、神奈川大学は2016年度から桐蔭横浜大学は2018年度から募集を停止しています。いずれも存続していますが、募集再開ということは考えにくいため、在学生の全員が修了すれば閉校となります。

 御存知の方も多いと思われますが、横浜国立大学には法学部がありません(これは同大学の設立の経緯によります。同じような例は全国にあります)。1980年代、私が高校生であった頃には経済法学科というような名称の学科がありましたが、今はないようです。法学部のない大学に法科大学院が設置されるという例は国立大学にいくつかありましたが、横浜国立大学もその1つで、神奈川県弁護士会の支援を受けてきたとのことです。

 当初の定員は50名ですが、2004年の設立時こそ高い倍率であったものの、低下していきました。その後、2010年度に定員を40名とし、2015年度に25名としたのですが、2013年度から定員割れが続いていたとのことです。なお、これまで169名が司法試験に合格しています。

 昨日、記者会見が行われ、その席で横浜国立大学法科大学院の方は予備試験を「志願者数減に歯止めが掛からなかった要因」としてあげています。しかし、これだけでしょうか。予備試験は要因の1つであっても、それ以上のものではないと考えられます。

 私は、司法改革の一環としての法科大学院設立準備の際に大分大学教育福祉科学部に奉職していたため、詳しい経緯などをよく知りません。直接関わった訳ではないからです。しかし、設立よりも募集停止以後のほうが大変なのではないかと思っています。

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2018年度前期末試験について(東松山校舎担当分)

2018年06月04日 19時27分00秒 | 受験・学校

 7月25日から前期の定期試験期間です。そのため、私が担当している科目について記しておきます。

 なお、今回は東松山校舎担当分です。板橋校舎担当分については後日記します。

 (1)行政法1・行政法1A

 定期試験期間中に行います。参照などは一切不可、解答時間は60分です。

 (2)基本法学概論A

 定期試験期間中ではなく、7月19日(木)の2限に行います。参照などは一切不可、解答時間は90分です。

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やはり、介護保険料は実質的に税金か?

2018年06月01日 21時47分40秒 | 本と雑誌

 今日、久しぶりに青葉台へ行き、ブックファーストで何となく見ていたら、ドイツの国旗かと思うようなデザインの、薄い本がありました。大東社会保障推進協議会・大阪社会保障推進協議会編『介護保険「卒業」がもたらす悲劇』(2018年4月、日本機関紙出版センター)です。

 念のためお断りしておきますが、大東社会保障推進協議会は大阪府大東市にある組織です。大東文化大学に大東社会保障推進協議会という組織はありません。

 以前から、介護保険料は実質的に税金と変わらないのではないかと思っていました。保険という割にはリターンがあまりに少ないからです。それにしても、この本に書かれている某市(と書いてもすぐにわかってしまいますが)の実態はひどいもので、姥捨て山よりもはるかに惨い話ということになります。悪い言葉で言えば打っ手繰りと変わりません。

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