貨物は、モノだけでなく季節も運ぶ

2012年04月04日 | 
貨物列車は、南は鹿児島貨物ターミナルから北は北旭川駅まで
日本全国津々浦々、毎日多くの貨物列車が運行され
日本の物流の一端を担っています。

現在、日本最長距離の貨物列車は
福岡貨物ターミナルと札幌貨物ターミナルを結ぶ
3098~2071列車(札幌発)と、対向の2070~3099列車(福岡発)。
2100キロ以上を、福岡発の列車の場合43時間27分かけて
走破している。

もちろん、途中で機関車は何度か付け替えるし
それ以上に乗務員は何度も交代するけれども
組成されている貨物列車自体は、そのまま日本列島を縦断する。

この列車は福岡から、山陽本線経由で大阪まで行き
そこから日本海縦貫線で青森まで抜けてしまうので
首都圏を通ることはないけれど、首都圏を走る貨物にも
札幌からの列車や福岡からの列車も多く走っている。

秋の中ごろや、春も酣の頃に
屋根の上に雪を載せた貨物列車を見かけると
なんとなく旅情に駆られたりする。

積荷も、果物や野菜が多いという話も聞いたことがある。

そうか
貨物列車は、モノだけじゃくて
季節も運んでいるんだね。

東京で咲いたサクラの花びらも
きっと貨物列車のどこかに入り込んで
遠いどこかの街まで運ばれていくのかもしれない。
コメント (1)
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