府中刑務所

2015年11月04日 | 東京のお散歩
府中刑務所は東京都府中市にある日本最大の刑務所で、
・B級(犯罪傾向の進んでいる者)
・F級(外国人受刑者)
・M級(精神障害者)
・P級(身体上の疾患または障害のある者)
を収容している刑務所です。

最近では六代目山口組の司忍組長や元タレントの田代まさしと
B級に分類された有名人も収監されていました。
(極道の方々は、基本的に初犯でもB級に分類される。田代氏は単純に累犯者なのでB級)

(府中刑務所)

近年、外国人による犯罪の増加や再犯者の増加で、
収容定員を上回る人数を収監せざるを得ない状況が続いています。

武蔵野線北府中駅が最寄駅で、刑務所の壁は道一本隔てて線路に隣接しています。
昭和三十一年頃までは当時の国鉄中央本線下河原支線富士見信号場(現在の北府中駅)から
所内へ伸びる専用線があり、そこから刑務作業製品が貨物列車で出荷されていました。
貨物列車出入りの際には車両の隅々まで刑務官が調べたそうです。

この地に刑務所ができたのは昭和十(1935)年で、巣鴨刑務所の移転という形式になります。
巣鴨刑務所跡地には市谷刑務所が移転し、東京拘置所となります(のちの巣鴨プリズン)
巣鴨(現在のサンシャインシティ)にあった正門は、現在この府中刑務所内にて保存されています。

(巣鴨プリズン正門)

全国の刑務所や拘置所では、年に一回ほど「矯正展」や「文化祭」と称して
一般人が一定区域に入場し、刑務作業製品などを購入できる公開日があります。
刑務作業製品は、矯正協会刑務作業協力事業として販売され
その売り上げの一部は犯罪被害者支援団体の活動助成に充てられています。
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