中野サンプラザ

2015年11月13日 | 東京のお散歩
JR中野駅前に建つ中野サンプラザは、もともと全国勤労青少年会館という公益事業施設でした。



現在は民間譲渡され、文化複合施設として経営されています。

歴史的には、この場所は綱吉の時代のいわゆる「犬屋敷」のあった場所で
そのことから「囲町」と呼ばれるようになりました。

明治以降は電信隊や気球隊など軍の施設となり再び囲われた場所になります。
昭和に入ると有名なところでは陸軍中野学校と呼ばれる
ゲリラ戦教育やスパイ養成学校という、まさに秘密のベールに囲まれた学校が作られました。

戦後は警察大学校(警察庁の警察幹部養成学校)や警察学校(警視庁の警察官養成学校)となり
その後昭和四十三(1968)年に中野区役所が移転してきた5年後に
中野サンプラザが開館しました。

中野のランドマークであったこの施設も、残念ながら近い将来(遅くても平成三十六年までに)
取り壊す計画が発表されています。

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