旧島津公爵邸

2015年11月06日 | 東京のお散歩
旧島津公爵邸は清泉女子大の校内にある建物で、島津忠重公爵が袖ヶ崎島津邸として
大正四(1915)年にジョサイア・コンドルの設計で竣工、2年後に落成しました。



落成にあたっては、大正天皇皇后両陛下の行幸啓が行われ
当時、袖ヶ崎と呼ばれたこの地の、象徴的な建物となりました。
この為、袖ヶ崎は現在に至るまで「島津山」と呼ばれるようになります。



建物は昭和四年の金融大恐慌と、十九年の戦争激化の二度に渡って売却され
この建物は昭和十九年の際に日本銀行に売却されます。
戦後はGHQが接収するものの、接収解除後、再び日銀が所有し
昭和三十六年に清泉女子大が購入、翌年から校舎として使用されるようになりました。



100年前のステンドグラスもそのまま残る建物は、現在東京都の有形文化財に指定されています。

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