みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

YAMAHA QY70 の 小ネタ

2013年09月17日 | MUSIC

 オーバーホールによって、息を吹き返した モバイルシーケンサー YAMAHA QY 70 ですが、今更、発見した機能を一つ。

 因みに、QY70 は既に生産終了。中古でしか手に入りません。

 後継機のQY100 は、いまだに現役で売っています。

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 一般にQY70 で簡単に曲を作る方法としては、つぎの手順が一番効率的ではないのでしょうか。

1.プリセットスタイル(さまざまな音楽ジャンルの伴奏スタイル)を選ぶ。

2.テンポを決め、スタイルのイントロ、メインA/B、フィルインAB/BA、エンディングのセクションを並べて、曲の進行を決める(というかリアルタイム録音してしまいます)。

3.小節ごとにコードを入力する。

4.これをもとに適当にメロディーを考える。

 ところが、QY 70 の ベーシックガイドをみると、3.の作業がコードをステップ録音で1個1個入れていく方法しか記載されていません。

 QY 70 には、コードテンプレートという機能があります。これはコード進行のモデルで、一般的なホップスの循環コードをはじめブルース系やテンション系などが99パターン、プリセットされています。

 これを使わない手はないのですが、ベーシックガイド・リファレンス編を読んでも、これを積極的に作曲に使う方法が書かれていません。

 たとえば、リアルタイムレコーディングで、次々にさまざまなコードテンプレートが記録できればいいのですが、実際に録音してみるとコードテンプレートは1曲に1パータン固定となってしまいます(つまり、全曲を通じて1パターンのコード進行となってしまい、サビのところでコード進行をかえることができない)。かつ、小節ごとにコードテンプレートを指定する、ステップ録音もできません(メニューがない)。

 インターネットで検索しても、この辺を詳しく解説している方がいません。こういう使い方をしないのでしょうか。

 そこで、マニュアルのPDFを「コードテンプレート」で検索をかけてみると(最初はまさか、そんなところに、ちらっと書いてあるなんて考えてもみなかったので、なかなか見つかりませんでした)。次の文章がありました。


レファレンス編 P.52

09 Copy Event (コピーイベント)
● 機能
指定した範囲の全データを、別の場所へコピーする。

(中略)

e コードテンプレート
コピー元トラック(qTR)にコードトラック(Cd)を指定した場合、コードテンプレートナンバーが表示される(下の図の③のところ)。コピーされるコード進行をここで設定できる。ここで設定されたコードは、コピー先コードトラックのUSRコードとしてコピーされる。
【設定範囲】User、P01~P99

 こんな重要な機能が、こんなところに、ひっそりと書かれていました。

 つまり、実際どうやるかというと、コードテンプレートを1つ選んでとにかく録音しておいて、その部分を他の小節にコピーするときに、任意のコードテンプレートを指定すれば、1曲の中で、次々に違ったコードテンプレートを並べていけるというわけです。

 どうして、売りの機能、コードテンプレートが自由に使えないのかと、YAMAHA に聞こうかとまで、モヤモヤしていたのですが、やっと、すっきりしました。

 QY70 QY100 の オーナーのみなさんは、ご存じだったのでしょうが、もしこの機能をつかったことがない方がいらしたらおすすめです。


  

 

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