みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

手足口病 闘病記

2013年09月30日 | 日記

 子どもが罹るという手足口病。大人が罹ると大変なことになるという闘病記を記録しておきます。ぜひとも皆さん気を付けて甘く見ないことが重要だと思います。

1日目(9月11日)

 仕事から帰ると、今までに感じたことのないくらいの体のだるさ。あまりにもだるくて寝付くことができないというおかしな状況。結局朝の3時過ぎまで寝返りを打つような状況。

2日目

 首筋が異様に痛い。鼻水が出る。熱はないどころか、35度台を記録。体が冷え切っている。体のだるさは依然として消えない。

3日目

 同じような状況が続く。風薬で頭痛を抑えるような状況。

4日目(9月14日)

 腕の内側、足の脛のあたりに発疹が出だす。特に痒みはないが、左の人差指の側面に水泡が1個できこれがかゆい。もともとアレルギー体質で蕁麻疹はときどきできるので、今回もそれかと自分で納得する。

7日目

 特に熱はないが、口の中に口内炎が多数できて、下唇が腫れているような状況。手足の発疹の数が増える。腕の内側、足の付け根のあたりにも発疹が増したため、これはただの蕁麻疹ではないのではと疑うようになる。もしかして、麻疹、風疹、水疱瘡などではないかなんて、素人診断をして恐ろしくなり医者を受診することにする。

8日目(9月18日)

 近所の内科医に受診。手足口病ではないかと診断される。特に検査はおこなわなかったが、症状から言って自分でも得心がいった。いったいどこでうつったんだろう。全く思い当るところがない。

 7から10日で症状は治まるだろうといことで、風邪用の薬が処方される。

フロモックス(抗生物質)、イブプロフェン(解熱剤)、ムコダイン(咳を抑える薬)

 この医師は大人の手足口病がどんなに恐ろしいものか認識がなかったのだと思う。子どものように発疹がでて数日で治まるものと思ったところが非常に問題だったと思う。要は過激なアレルギー症状に対処する処方を最初から考えておくべきだったと思う。

9日目(9月19日)

 朝、息がよくできなくて目が覚める。鏡をみると両唇が2倍に腫れて、顔の下半分も腫れあがっている。人相が変わってしまっている。

サザエさんのアナゴさんのようだ。

 

 口内炎が痛くて、ものが良く食べられない、水もストローで飲まないと口からこぼれてしまう。口の中も全体にはれていて良くしゃべることができない。

 発疹も全身に広がっている。手足口どころではない。全身病だ。手の平の中にも水泡ができていて(透けて見える)、またまた、漫画だが、手塚治虫の火の鳥に出てくる猿田彦を連想して恐ろしくなる。

 ここで、もう一度適切な医師に相談すべきだったのだろうが、ピークは2~3日でおさまるという一般的な状況を信じてそもままにしておいたのがさらに状況を悪くしたと思う。

 体全体がただただだるく、ねむり続ける。

11日目(9月21日)

 唇の腫れはだいぶ治まった。また、発疹もこれ以上増えることはないような感じ。口内炎は依然として治らずものを食べるのがつらい。ほとんど噛まずに丸のみの状態だ。

 このころから、発疹とは別に、蚊に食われた時の腫れのような蕁麻疹が体のところどころ(腕の付け根の背中部分、手の親指と人差し指のふち、足首、太ももの前側など)にあらわれて、これが無茶苦茶かゆく、夜眠れない。

 痒み止めの市販薬(抗ヒスタミンや副腎皮質ホルモンの軟膏)をぬってしのごうとするが、痒みが止まらず、冷却剤をあてて何とかしのぐが、1時間おきに痒くて目が覚めるような状況で睡眠時間が極端に減ってしまう。これも治る前触れかなんて、自己診断をして我慢してしまったのが今考えれば問題であった。

14日目(9月24日)

 朝起きると、両手の手の平がグローブのように腫れあがってる。皮膚の下に水泡が隙間なくできていて、猿田彦の再現になってしまった。ものが握れない。今回で一番の劇的な症状が出てしまった。明らかに手足口病が再発したような感じだ。

 これは、大変なことになったと焦り、信頼のおけない内科医をやめて、近所の皮膚科を受診することにする。

皮膚科医師の診断。「これは、手足口病じゃないぞ。誰が手足口病だと診断したんだ」

そんなこと今さら言われたって、どうしろというんだ!!

そして、全身の症状を見て「これはひどい」の一言。結局原因は特定されず「何らかのアレルギー反応」ということになった。

 処方は

セレスタミン(抗ヒスタミン剤) マイザークリーム(ステロイドホルモン剤)

セレスタミンを飲むと、1時間ぐらいであれだけ痒かった症状が嘘のように治まった。

17日目(9月27日)

 手の腫れは完全に治まった。痒みもときどき顔を出しそうになるが、薬で抑えられているのが実感できる感じ。

 発疹も色は抜けないが、だんだんと集まっていって、まるでヒョウ柄のようになっている(↓あくまでもイメージ)。

 人間の体はいったいどうなっているのだ。

 セレスタミンがあまり続けては飲めないようで、代わりにアレグラとトランサミンカプセルが処方される。

 医師によれば、あとは再発しないか、注意して経過観察でいいとのこと。

9月30日現在、特にアレルギー症状は再発していない。


総括

 2人の医師の診断を受けた訳だが、結局、今回の顛末の自己判断と反省点は以下の通り。

1.罹った病気は、発症の経過や症状からして「手足口病」に間違いないと思う。

2.ただ、そのウイルスが強烈(感染力が強烈で、かつ、症状も激烈)であったか(全く手足口病の患者の近くに長時間接した記憶がない)、成人が罹ると重症化するというということで、一般の子どもが罹る手足口病とは、大きく異なる症状がでたということだろうと思う。

3.もしくは、手足口病を引き金として、強烈なアレルギー症状を引き起こしてしまったのではないかと考えられる。

4.したがって、手足口病の症状が出た段階で、アレルギー症状に対する適切な対応を早い段階で行っていれば、もっと症状を軽く抑えられたのではないかと思う。

5.そこで、反省点としては、一般的な経過をたどるだろうといった思い込みをせずに、その時々の症状に合わせた適切な診断と治療をしなければいけないということだと思う(医師も患者も)。

 手足口病は症状が消えても、1か月ぐらい便の中に菌がでるとのことで、現在配偶者にうつさないよう日常生活で気を配っているところです。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする