深大寺の境内で、お参りする定番の不動明王。深沙堂の裏手に安置されています。
最近周辺が整備されて、国分寺崖線の湧水と相まって趣がUPしています。
でも、この不動明王、深大寺の公式マップには載っていないのです。
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だから、詳しい由来が分かりません。
不動明王の起源は、ヒンドゥー教の最高神シヴァ神にあるとの説が有力だそうです。
密教の明王像は多面多臂(顔が1つで腕がたくさん)の怪異な姿のものが多いが、不動明王は一面二臂で降魔の三鈷剣(さんこけん。 魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切る)と羂索(けんじゃく。悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すための投げ縄のようなもの)を持つのを基本としているそうで、深大寺の不動明王も原則に忠実なものですね。
日本の不動明王信仰は、弘法大師空海が中国より不動明王を本尊とする経典を持ち帰ったことから実質始まり、厄難除災にご利益のある仏として信仰されたということです。
何も分からず拝んでいましたが、厄除けに効果があったんですね。