本日、固定電話をNTTのひかり電話にしました(電話が光っているわけではありません)。
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これには、開通に至る長い道のりがあって、ようやく本日たどり着いたのですが、同じ境遇にあっている方も大勢いらっしゃるのではないかと、これから、同じ道をたどる方(あと2か月が勝負ですが)の参考になればと、自分の備忘録を兼ねて記録しておきます。
まず始まりは、去年の暮れ、KDDIから「不幸の手紙」が届きます。
これまで、家の固定電話は、KDDIのメタルプラス(KDDI独自のIPネットワークを利用するIP電話)にしていました。これも、7年ぐらい前に、KDDIから、しつこく電話で勧誘があって、①NTTより安い(1700円→1400円)②NTTには解約とかの手続きがいらない、というので、まあいいかとNTTから変更したのですが、これが、不幸の始まりでした。
その「不幸の手紙」には、メタルプラスのサービスは2015年6月30日をもって終了すると書いてあるのです。
たった、7年でやめるようなサービス勧めるなよ!!
KDDIは終了理由をはっきりと言っていませんが、KDDI独自のIPネットワークを利用するため、「auひかり」と別に運用するのはコストがかかるからだと思います。
こんな一方的な企業側の理由、納得できなくても、このまま、ほっておけば、7月には固定電話が使えなくなってしまいます。
そして、KDDIは、メタルプラス廃止後のサービスとして、auひかりの電話サービスに入れと勧誘しています(最初の料金をまけてくれるみたいですがそのキャンペーンも既に終了しています)。
家のインターネット接続は、NTTのBフレッツなので、NTTからも、ひかり電話に入れと、結構しつこく勧誘は来ていたのですが、いままで変えていなかったのは、
①既存の電話の屋内配線が使えなくなる(もちろん工事すればできますが、お金がかかります)。
②ホームネットワークを組みなおすのが面倒
③停電のとき利用できなくなる。
との理由で断っていました。
しかし、今回は、元のNTTの一般電話回線に戻すか、IP電話しか選択肢がありませんから、しようがなく重い腰を上げることにしました。
そこで、Bフレッツに入っているのに、わざわざauひかり電話サービスに入るのはばかばかしいですから、NTTに相談することにしました。
それに、このごろやっている、auの利用者をバカにしたような、面白くもない、低能なCMを見るとむかっ腹が立って、ガラケーもauをやめようかと思っていたところなので、尚更です。
NTTに電話をかけますが、転入転出時期ということもあるのでしょう、全くつながりません(つながってはいますが、相手が出ません)。待つこと15分、やっとオペレーターが出てくれました。
元の一般電話回線に戻すのと、ひかり電話との比較を尋ねましたが、電話回線の方が料金高いのに、ひかり電話しか勧めません。上に書いたとおり、メリットは料金だけなんですがね。きっとNTTも一般電話回線維持するにはコストがかかるのと、非常時には電話回線を重要な情報伝達専用にとっておきたいという考慮でもあるのでしょうか。
結局「ひかり電話」に決めました。回線交換工事費等で3,000円かかるそうです。メタルプラスに切り替えるときは、KDDIが肩代わりしていたのでしょう。
まったく、しなくていい出費がかかってしまいました。
最初、家の工事も必要だということだったので、もうちょっと、工事費もかかるし、切り替えはだいぶ先になるとのことだったのですが、現在の回線終端装置ならば、「ひかり電話対応機器」を送付し、自分で取り付けることでOKということになったので、本日開通となった訳です。
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(「ひかり電話対応機器」)
これを決めるまでのやり取りがコントみたいで面白かった(実はイライラしたのですが)です。
オペレーター 「最初お話しした工事は必要ないということになりましたので、「ひかり電話対応機器」を4月4日(土)に配送しますので確実に受け取ってください」
私 「分かりました」
オペレーター 「4月6日(月)に工事をしますので、それまでに確実に受けとってもらう必要があります。」
私 「えっ、工事に来るんですか。」
オペレーター 「いえ、必要ありません。」
私 ....『だって、工事するって今言ったじゃん』(心の声)。少しの間考えて、合点がいって。
私 「それは、こういうことですか。機器を自分でつけるだけで良くなったので、屋内の回線終端装置を付け替えたりする工事は必要でない。だから、工事の人は来ない。でも、NTT側の回線の切り替え工事を4月6日(月)にするので、その時までに、確実に機器を受け取って自分で付け替えていないと、電話がつながらなくなってしまうから注意してほしい。ということですか。」
オペレーター 「そういうことです」
言葉が、いくつも、たりないんだよ!!
屋内工事と回線切り替え工事を同じ「工事」としか言わないし、なぜ、機器を受取ることが大事か説明しないから、
心がざわざわするんだよ!!
あとで、家の相方に話したら「そりゃ、あんたの解りが悪いんだ」と一蹴されてしまいました。
そして、KDDIの解約は別個にKDDIにやってくれとのことでした。
そこで、どうせKDDIも電話がつながらないだろうからと、WEB上で解約手続きでもしようかと思ったら、「なんで、やめたいのか答えろ」とか、やれ「サポートIDを取得しろだ」とかなんだとか、実に面倒くさいので、auひかり電話の申し込み先に指定されていた、調布のau店に直接行って見ることにしました。
悪い予感はしていたのですが、20分ほど待たされた挙句、解約手続きは直接KDDIしかできないから、結局電話してくれという説明でした。
あたりまえだけど、契約は外交員のおばちゃんがホイホイ受けるのに、解約は本社に手続してくださいみたいな、まるで生命保険会社のような仕打ちですね。
で、結局、これも20分ぐらい電話をかけ続けて、やっとでたKDDIのオペレーターの言うことには、「NTTへの切り替えが済めば、自動的にメタルプラスは解約になりますので、そのままで大丈夫です」だってさ。
でも、これも信用できない感じです。いま夜の9時ですが、メタルプラスの回線、まだつながっています。
月末まで、2重に料金だけ請求するつもりじゃないでしょうね!!
まあ、早くauから手をひきたいので、どんどん機器設置をやりました。
「ひかり電話対応機器」というのは、通常のルーターに電話機接続の機能を持たせたものです。
朝の10時には切り替え工事が終わっているとのことですから(これもNTTのオペレーターは一言も言いませんでした。NTTのWEBから仕入れた情報です)、「ひかり電話対応機器」を回線終端装置(いわゆるモデムですね)につないで、電話をつないで見たのですが、発信音がなく、つながっていません。
おかしいな、まだ工事終わっていないのかとおもったのですが、思い当ることがあって、一端、回線終端装置の電源を落として、1分ほどまってから、電源を入れると、みごと電話がつながりました。電源を落としてリセットして、「ひかり電話対応機器」を認識させてやる必要があるのだと思います(たまたま工事が終わったのかもしれませんが)。
次は、インターネットの設定です。設定は、「ひかり電話対応機器」にPCをLANケーブルでつないで、WEBブラウザ(インターネットエクスプローラーやGoogle Chromeなど)から「ひかり電話対応機器」の指定アドレスにアクセスして行います。
ところが、いつも無線LANで使用している、ノートPCをLANケーブルでつないで「ひかり電話対応機器」にアクセスしようとすると、ページにアクセスできません。ノートPCの無線LAN設定が優先されているのかと、これを切っても駄目です。
そこで、windows8.1のコントロールパネルからネットワーク診断をやってみたら、「LANケーブルがつながっていません」としか答えてくれません。
そこで、いつも有線LANで使用しているデスクトップPCをLANケーブルでつないでみると、今度は1発でアクセスできました。
推測するに、ノートPCは最初から無線LAN(Wifi)につなぐ設定でwindows8.1をインストールしましたから、きっと、有線LANのインサーネットアダプタをOSが組み込んでいない(ローカルエリア接続が無効)のではないかという感じです。これを有効にするにはネットワーク設定(コントロール パネル→ネットワークとインターネット→ネットワーク接続→この接続を診断する)からやらないとだめということだと思います。これ、すごく面倒ですが、もしWifi接続のPC1台しか持っていなかったら、そこをクリアしないといけなくなるのですよね。考えただけでも冷汗ものです。
ということで、インターネット接続(プロバイダとの設定)も簡単に終わりました(もちろんプロバイダ契約時の設定書を引っ張り出してIDやパスワードを入れる必要がありますが。これをなくしちゃった人はどうするのでしょうか)。
そこで、最後は家庭内のWifi環境の再整備です。
いままでは、Logitec 無線LANルーター LAN-WH300AN/RCVで、有線LAN+Wifiを飛ばしていました。
これを「ひかり電話対応機器」にそのままつないだのでは、ルーター+ルーターできっと面倒なことになりそうです。
そこで、Logitec 無線LANルーター の説明書を引っ張り出して、見てみますが、ルーターとしての設定方法ばかりで、ルーターへのつなぎ方がまったく書いてなくて分かりません。
もう一度目を皿のようにしてみると、小さく囲みで「プロバイダより、次のいずれかの指示があった場合に限り、本製品背面にあるRT(ルータ)モード/AP(アクセスポイント)モード切り替えスイッチをAP側に切り替えます」と書いてありました。これだ、自分がやりたいことは、Wifiのアクセスポイントを作ることだと改めて認識しました。
インターネットから落とせる分厚いユーザーマニュアルを読んでみたら更にこんな一文が。「AP モードを使用する:ブロードバンドモデム内蔵のルータ機能を使用したい場合や、本製品を AP モードで使用したほうが、より良い性能を発揮できる場合があります。このような場合に「AP モード」を使用してください。」
こんな小さな文字と訳の分からない文章、誰が読むんだよ。
ただ、現在ルーターとして、プロバイダの情報などがこのルーターには書き込まれていますから、このスイッチを切り替えるだけで、上手くつながるものか不安が残りますが、やってみます。
すると、先ほど、あれだけつながらなかったノートPCが、あっけなくインターネットにつながったではないですか!!。
やりました、これで、すべてのハードルをクリアし、ひかり電話とBフレッツインターネットサービスを利用できるようになりました。
おめでとう!!自分で自分をほめてあげたい!!
いや~、ひかり電話に変えるだけで、こんなに面倒なんですから、一人暮らしの高齢者や情報弱者は一人じゃできませんよね。「ジャパネットたかた」みたいに、家に来てやってもらうのが正解ですが、プロバイダのパスワードやWifiの設定はNTTだって面倒みれないですよね。どうするんでしょう。
あっそうか。一般電話を使いつづければいいのです。あまい言葉にだまされて、IP電話などに手を染めてはいけませんという人生の教訓でした。
![](http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hsb/117c572c.2d97c66f.10acb501.dd3c6819/)
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