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教育ローン

2009年03月29日 | 教育
国民の三大義務と権利、双方に 「教育」 が盛り込まれている。

興味深い。


教育を受けさせる義務、

教育を受ける権利、だ。



下の娘が5月、いよいよニューヨークにダンス留学することになる。

現実問題として、お金がかかる。


だが、



金は、



無い。





しかし、教育を受ける権利を行使させ、教育を受けさせる義務を果たさなければならない。



息子の場合もそうだったが、

ここは、教育ローンに頼るしかない。

日本政策金融公庫(以前の国民金融公庫)に出向いた。


だが、いわゆる、正規の学校でないと融資がおりない。

ダンススクールはダメだろうなという、半ば諦めの気持ちがあった。

加えて、この大不況下、貸し渋りや貸し剥がしが公然と流布される金融業界、融資を受けるのは至難の業かもしれない。



「ダメ元」 が信条。

やってみなけりゃ分からない。

やる前から、自分で結論を出さない。

「当たって砕けろ」 も信条。



本来、対象校かどうか、その場ですぐ分かるところが一週間ほど待たされた。

「なかなか、この学校が探せ出せなくて時間がかかりましたが、一応対象校扱いにできます」


オー、第一段階クリアー。

時代は変わってるんだナー、と感じた。

6~7年前(?)までは、国内の進学に限られ、留学には資金が下りなかった。

留学先の窓口も時代の流れとともにダイブ広がってきているようだ。



必要書類をそろえる。

これがまた大変。

決算書が赤字じゃおりない可能性がある。

(実際には、決算書の数字もさることながら、経営者の人柄、人格が大いに評価される。人を動かすのは、数字ではなく、『情熱』 なのだ。)

保障には、信用補償基金を利用。



一週間ほどで結論が出ます、という担当者の言葉を信じて待つ。


二週間が過ぎた。

やっぱりダメなのか。

もうダメだろうと、諦めていた。


他に、金策を考えなければ。


子供の夢を応援するのは親として当然の務めだ。

権利と義務の言葉が、バカみたいに頭の中で交錯する。


民間の銀行も渡り歩いた。

金利がべらぼうに高い。

条件も、厳しい。







そうこうするうちに、三週間が経って封書が届いた。






公庫から、融資のお知らせ。

許可が下りた。


とりあえず、 ホッ!
Comments (2)
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