世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

今時の若者

2014年02月26日 | 社会
ある著名な音楽プロデューサーから

電話で問い合わせがあった。


「かじさん、熊本にもしくまモンがいなかったら、

熊本はどうしたでしょうね?」


そう、今やくまモンは全国版となり、世界にも進出しだした。

熊本県の観光戦略は、

『熊本サプライズ』と称して次から次にサプライズを仕掛けている。


サプライズ、すなわちビックリするようなことをして

楽しませるのだ。


彼は、くまモンだって人気が衰える日が来るでしょう。

くまモン最後のサプライズは、くまモンを殺せばいいんじゃないですか。

犯人探し、そして墓参りなどで死んだあとも話題は尽きないのではないか、と笑いながら言う。


なかなか発想の面白い人だ。


だから、彼自身も音楽業界で次から次へとヒットを飛ばす。



彼は電話口で続けた。

「かじさん、熊本の若者で頑張っている人はいませんか?」


ボクは受話器を握ったまま一瞬考え込んだ。


頑張るってどういうことだろうか。

若者って何歳から何歳までなのか。


まあ、細かいことはさておいて、

思いを巡らしてみた。


「高校生で面白いことをやってる人達がいますよ」

身近なところではそれしか思い浮かばなかった。


今彼らは、月一でいろんな課題を設けては、

それをプレゼンし、ディベートするという形でイベントを行っている。


「面白そうですね。今度覗いてみます」

彼はそう答えると、また電話しますと言って切った。



ボクは改めて考えてしまった。


頑張るのも色々あるけど、

若者で頑張っている人ってあんまり思いつかない。


日本で今の若者といえば、

いわゆる「さとり世代」なのだ。


彼らは総じてチャレンジ精神が乏しい。

なんせ悟り切っちゃっているのだから。


迷えるおじさんたちよりよっぽど賢い。

いや、賢そうに見える。


何にせよ一家言を持った情報通だ。

ただ舌足らずで、マジ、ヤバイで会話は事足りる。



「若者で頑張っている人いますか?」

難題を吹きかけられた。


答えを持っている人は教えてほしい。

自己推薦でも結構。



あなたは頑張っていますか?

何に頑張っていますか?



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「24時間働けますか」の時代は終わった。


今の時代にガンバレはむしろ禁句だ。

死語になってしまった感がある。


根性はとうの昔に捨てられた。

スポコンが流行った時代もあった。


巨人の星、あしたのジョー。


今のオリンピック選手をはじめアスリートたちは感想を求められ、口々に言う。

「楽しみました」と。


頑張りました、とは言わないのが風潮だ。




音楽プロデューサーの彼は言った。

熊本はアニメが元気ですよね。


若い人でそっちの分野で頑張っている人いますか?

「いますよ」


漫画家の卵、いますよ。

さて、誰だったっけ。


音楽やアートの世界でもそれなりに頑張っている人はいっぱいいる。

だが、強烈なイメージを持った人は思いつかない。


型外れ、破天荒、岡本太郎のような気違いじみた天才。


やっぱ、ハングリー精神でしょうかね。

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