世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

2つのトラブル

2014年07月17日 | 国際
同じ日に二つのトラブルに見舞われた。


一つは、タクシートラブル。

もう一つはマッサージトラブル。


行きには120、000ドン(600円)だったところが、

帰りは350、000ドン(1、750円)。


なんと3倍。

自動車道に乗ってぐるりと遠回り。

Where are you heading? (どこに向かってるんだ?)

タクシードライバーは英語が全くわからない。



120、000ドンを超えたところからボクは文句を言いだした。

しかし彼は馬耳東風。


ならばと、こちらも開き直った。

常に英語でクレームをまくし立てながら。

とにかく怒っていることを相手に伝えなければならない。


時間も倍以上かかった。

とりあえず目的地まで到着した。



ボクは苦情を言いながらためらわずドアを開けて車を降りた。

そして、200、000ドン(1、000円)紙幣を見せながら、

(ちょうど小銭がなかったのだ)

これなら払ってやる、とドアの窓越しに怒鳴った。


相手は当然、No という。

"OK, go to Koan"

ベトナム語で警察のことを公安という。

これは中国語から来ている。

発音もほぼ同じだ。


彼は、車の中に戻るようにしつこく言う。

ボクは拒否して”Follow me" と言いながらスタスタと歩き出した。

車はゆっくりボクの横を付いてくる。


人通りは多いので心配はない。


そうしたら、ドライバーが窓から手を差し出した。

200、000ドンよこせという。


”Too much for you” (これでも多過ぎるくらいだ)と言いながら

"No more,OK?"(これでいいな?)

文句言うなと念を押す。

OK? OK?

と何度も聞き返し、

相手が、OKというまで紙幣をちらつかせる。

OK!

その一言を待っていた。


ボクは窓越しに紙幣を手渡すと”Go away" と言いながら手で追っ払った。

これで一件落着。



と思いきや、

ちょうどその時、いつも会うお土産屋のおじさんと出くわした。

彼ははボクに会うといつも親しげに近寄ってくる。


Where are you going?

彼は英語ができる。

Going to massaage.

Oh! massage!

彼は我が意を得たりとばかりに満面の笑顔で答えた。


そしてボクの耳元で囁いた。

I can take you good massage.


続きはまた明日。

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