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殺人事件

2008年08月27日 | 社会
夏の暑さと共に客足も遠退いた日、東京のTV朝日から一本の電話があった。

ボクの店の取材かと思いきや、意外にも先日起きた殺人事件に関する聞き取りだった。



隣町の大津町で単身赴任の夫がお盆帰省中に寝込みを襲われ、殺害された。

第一発見者の妻が共謀して、男に頼んで殺させたものと判明。


その男も、ここと同じ阿蘇郡・高森町に住む男だった。

トールペイントの先生と生徒の仲だったという。


そして、二人は殺害後、この西原村でお店を持とうと計画していたという。


そのためか、二人で西原村にあるギャラリ-カフェをよく訪れていたらしい。


そこで、その店がうちではないかという、テレビ局からの問い合わせだった。

記者に言われるまでもなく、「もしや」 という思いはかすかにあった。


「来たかもしれませんね」

と、ボクは興味深々に答えた。

マア、定かでない旨を伝えたが、何か思い出したら連絡くださいと、といって電話は切れた。



明日はわが身、の思いがしないわけではない。



タダ、ここは、そうしたお忍び店に適した素敵な場所なのだ、と改めて感じた。

知る人ぞ知る、隠れ家的お店。


愛する人と、ヒッソリとお店を営みながら暮らすには申し分ない。


どうやら場所の選択には先見の明があるものの、そのための手段に大きな誤りがあったと言えよう。


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