世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

アーユルベーダ盗難事件

2017年03月01日 | 
スリランカはインドと並ぶアーユルベーダのメッカである。

今回のスリランカの旅の主な目的は、前にも述べたが、

瞑想を極めることと、アーユルベーダ―を体験することにあった。


そして、アーユルベーダ―マッサージ店でその事件は起きた。


アーユルベーダ―といえば、

オイルを使ったインドの伝統医学である。

医学のみならず、生活の知恵、生命科学、哲学の概念も含んでおり、

病気の治療と予防だけでなく、より良い生命を目指すものである。

健康の維持・増進や若返り、

さらには幸福な人生、不幸な人生とは何かまでを追求する奥深い医術である。


日本ではまだ数少なく、

3万円から5万円とかなり高額である。


それが、スリランカでは5000円~1万円くらいで受けられる。

といっても、決して安いものではない。
(むしろ現地では高額)


確かにオイルをふんだんに使う。

特にシロダーラ(頭部滴油法)と呼ばれる額の上に薬用オイルやミルクといった液体を静かに注ぐ方法は

かなりのオイルを使用する。


このように頭のてっぺんからつま先までオイルだらけになるので、

当然丸裸にさせられる。


      お見苦しい姿でスイマセン


そこで気になるのが荷物、貴重品の管理だ。

しっかりしたところでは鍵付きのロッカーがあるが、

これも100%安全ではない。


パスポート、財布などはしっかりと身につけておくべきである。

ところがどうしても丸裸になるので、

それらはマッサージ台の横に脱いで置く形になる。


毎回5~6千円は出費がかさむので、

トゥクトゥクで安いところに連れて行ってもらった。


ここは、2000円ほどでやってくれるという。


だが、明らかに雰囲気が怪しい。


      安っぽい合皮のマットがむき出し


しかも、頼んでもないのに女性がマッサージするという。
(本来、同性のマッサージ師がつく)


そして、いきなりシャワーを浴びるように言われた。

ボクは、パスポートと財布を入れたズボンごとシャワー室に持ち込んだ。

マッサージ中も、眠ることなく脇に置いた荷物から目を離さなかった。


ところが、

一緒に行った連れはクレジットカードをまんまと抜きさられてしまった。

気づいた時には、時すでに遅し。


停止手続きと盗難届、再発行の手続きをするのが精いっぱいであった。
(幸い被害実額はない模様)



【余談】

いかがわしさはそれだけに留まらなかった。

ボクに付いたマッサージ女性は、

一通り施術が終わると、

ボクの一物を指し、サービスをするという。


それが何を意味するのかは明白だ。

ボクは、"No thank you"とはっきり断った。


それでも彼女はしつこい。

"I have a wife."

"I know .
But she doesn't know"

ナントも図々しい。

"Every foreigne customer does it"

なるほど、一連のコースなのか。

"I sappose to ask you, how much does it?"

"1000Rp"(日本円で900円)

思わず"Cheep!"と叫んだ。

彼女は嬉しそうにサービスしかかった。

But I don't need it,
because my wife makes me totally satisfied"

ボクはにやりと笑った。


もしもそのサービスに甘んじていたら、

それ以上の金品を盗まれていたかもしれない。


くれぐれもお気を付け下さいませ殿方。

いや、殿方に限らずご婦人方も。


ちなみにその店はここです。


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