世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

苦行は続く

2013年04月01日 | 人生
何の因果かはわからないけれど

自分の人生のせわしなさにほとほとあきれ返っている。


神様はボクにどれだけの試練をお与えになろうというのか。

例えどんな試練であろうとも甘んじて受けるしかないのだが。



本来旅とは、期待と不安の中ワクワクドキドキと高揚感を伴うものである。


だが今回の旅は違う。

今までの旅では経験したことがないほど沈んでいる。


昨年から旅の目的が明らかに変化している。

単なる物見遊山はとっくに卒業した。


初めて訪れるところより、2度3度とリピート率が高くなるにつれ

緊張感は薄れる。


旅の目的の一つに、リラックスはあるが

今回はとてもその気にはなれない。



旅に出会いは付き物だ。

それがいかなる出会いであろうとも。


今では、旅先で出会うというより、

出会ってから、その人を訪ねて旅に出る場合が増えている。


つまり、インターネット、特にSNS、さらに絞ればfacebookでの出会いが先行する。


そんなきっかけで出会った人を訪ねる旅が続く。

しかもその人は死の淵にある。



4月1日は、その人の誕生日だ。

死の恐怖に耐えながら、誕生日に来てほしいとその人は言った。


死の宣告はとうに過ぎている時期だ。

生きてほしいという一念からボクは約束した。


「4月1日に行くよ」、と。


そして、その日が来た。

今ボクはそこへ向かう旅の途上にある。


その人が待っているのいないのかはわかわない。

それでもボクは約束を果たすために、機上の人となって向かっている。




希望を繋いで生きていてほしい。

ただそれだけを願いながら。




今、経由地の台北にいる。

これからその地に向かう。


その人は待っているのだろうか、それとも……。

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