世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

戦士の安らぎ

2011年08月20日 | 生活
屋根を打つ雨脚の激しさで

目が覚めた。


まだベッドに身体を横たえたままだが


全身にけだるさを感じる。




猛暑に晒された身体に


初秋の涼しさが

疲れを連れてきたようだ。




熱中症にもかからず、


災害にも合わず




この夏を乗り切るには


さらに目に見えない難関を

乗り切らなければならないだろう。





それは自覚のない蓄積した疲れだ。




容赦なく照りつける熱波が


否応なくわが身を痛みつける。




噴き出す汗を補おうと


ビールをあおる。




寝苦しい夜が


追い打ちをかけるようにビールのジョッキを傾けさせる。





これがいけない。



さらに夜更かしが重なる。





知らず知らずのうちに


身体は内外から蝕まれていく。





ギラギラを打ちつける熱射に対抗すべく


虚勢を張って凌いできた。




その付けが

涼しさとともに露見しだすのがこの季節だろう。





次第に日暮れが早くなっていく。


それにつられて

飲み始める時間も早くなる。





火照った心身に弛緩と安らぎが訪れる。


その一瞬の油断が

病魔を誘うことも。





夏を戦い抜いた戦士に

安らぎはない。



むしろ

不要だ。




汗臭い鎧(よろい)を脱いでも


褌(ふんどし)の紐を緩めるわけにはいかない。


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