世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

自殺願望

2012年08月13日 | 苦境
ときどきフーッと死んでしまいたいと考える時がある。

絶望感に襲われた時だ。


死んだら楽だろうナー、と思う。


だが自分から死ぬ勇気(?)も度胸もない。


脳梗塞や心臓発作でコロリといけばいいのにと思うこともある。

オヤジがそうだった。

中途半端に身障者にはなりたくない。


贅沢で自分勝手なことは分かっている。

そんなにうまく人生は出来ていないからだ。



まだまだやりたいことは山ほどある。

だからといって、どこまで生きても尽きないだろう。


ならばこの辺が潮時かもしれない。

ここまでずいぶんいろんなことをやってきたし。


いつでも覚悟は出来ている。



人生に疲れた。

もう十分生きたのではないか。



西郷隆盛が自刃するとき言ったそうだ。

「もうよかでごわす」

ホントかウソかはどうでもいい。

自分の信念に従い、戦ってやり切った男が最後に吐いたセリフだ。


分かる気がする。

そんな心境なのだ。


もう十分やった。

この辺でよかろう。


静かに眠りたい。


金銭的には保険で帳消しになるし

少しはお金も残るだろう。


そうした面では迷惑は掛からないはずだ。

むしろ喜んでくれるかもしれない。


子供たちも3人ともしっかり独り立ちしてくれた。

皆誇りに思っている。


これ以上の幸せはない。

幸せな人生だったと心から思う。


だから


もういい。


この辺で、もうイイ。




――――――――――――――――――――――

時には弱音をはこう。


強がって、いきがって、肩ひじ張って

格好つけて、良い人ぶって生きたって


疲れるだけだ。

ストレスになるだけだ。


誰だって弱味は見せたがらない。

短所を隠そうとする。


自己啓発書では

強味を探そうとか、長所を列挙しようなどと鼓舞する。


自分に正直になればなるほど、

素直になればなるほど弱気が顔をのぞかせる。


お酒を飲んで愚痴るのも、

人の悪口を言うのも、

自虐的に語るのも弱気の表れだろう。


時にはそれでイイではないか。


どんな強うそうに見える人間でも弱点はある。

そしてそれは時とともに変化する。

同時に歳と伴にも変わる。


時代という見方もできるだろう。



今が戦国時代だったらどうだろうか。

江戸時代だったら?

幕末、維新だったら?


あるいは、縄文時代ならどうだ。

あるいはまた、未来なら?



ボクは戦後っ子だ。

戦争を知らない子供たちとしてこの世に生を受けた。


だが、学生運動に加担し、

ベトナム戦争を身近に感じ、

高度成長の恩恵を受けて育った。


夢と希望だけで青春時代を乗り切った。


ある意味団塊の世代は逃げ切り組を称されるが、

そうは問屋が許さない。


ここへ来て年金の恩恵にはさほどありつけず、

社会保障への負担は増えた。



だが、団塊ジュニアやゆとり世代と呼ばれる青年たちや

これからの子供たちにどういう未来が待ち受けるのか。


戦争はおろか、ストやデモすら知らない。

アフガンやシリアをどう感じ、どう見ているのだろうか。



不安と不信が渦巻く中

今のに日本人は意外や意外、不満はさほどないという。


先のことは考えられない、考えたくないといったところか。



心を病み、

社会不適合者がゾンビのように町をうろついている。


自殺者は一向に減る気配がない。


それでも世の大半の声は

「強く生きよ」と叱咤激励する。


疲れないわけがない。


現代は、

疲れ切った体と心に鞭を打ってでも

生きていかなければならない生き地獄なのだろうか。


緊張の糸を緩める暇(いとま)もなければ、

いずれはプッツンと切れるのを待つしかない。


死にたい気持ちにもなるもんだ。

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