カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

南部回廊を走る(その3:国境)

2008年06月06日 | 経済
 バンコクから400kmを走って、カンボジアとの国境(Cham Yeam:写真上)につきました。夕方だったこともあってか、国境を通過する人の数は多くなく、手続きもスムーズで、5分で通過することができました。なお、午前中はもっと混むそうです。タイとカンボジアの間の車の通行はまだ制限が多く、実質的にはここで必ず車、バスを乗り換えることになります。
 国境のタイ側は、小さな町で、おみやげ物屋さんやローカルなレストランがある程度ですが、カンボジア側はまったく違い、国境のすぐ隣に大きなホテルが二つ建っています。そのうちのひとつは、LYP財閥が経営する豪華リゾートホテル「Koh Kong Resort」で、大規模なカジノもあります。カジノは、全てタイ・バーツ建てで、タイ人と思われるお客さんたちが、大金を賭けていました。ここには、免税店もあり、お酒やブランド品も売っていました。ホテルの前には、おみやげ物屋さんを集めたマーケットもあり、こちらは庶民的な感じです。
 また、国境から、車で5分ほどのところに「コッコン経済特別区」が認可され、工事が始まっていました。完成にはまだ時間を要するものと思いますが、既に興味を示している企業もあるとのことで、今後が期待されます。
 カンボジア側の道路の整備が進んだため、今後は、このコッコン国境も交通量が多くなるものと思われます、既にプノンペンから大型バスの運行が始まっており、何台ものバスを見かけました。また、タイ側でも西洋人観光客を乗せたバスを見ました。今後、出入国管理や税関の改善、車両規制の2国間での調整を進めて、この地域が更に発展することが期待されます。

タイ側の出入国管理事務所。


カンボジア側の出入国管理事務所。手続きはスムースでした。


カジノもある大型ホテル「コッコンリゾート」



カジノホテル前の庶民派のマーケット


これからが期待されるコッコン工業団地(特別経済区)
コメント
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