カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

南部回廊を走る(その5:コッコン~プノンペン)

2008年06月09日 | 経済
 コッコンからプノンペンへは、国道48号線(138km)と国道4号線(129km)の合計267kmです。国道48号線は、これまで未舗装であった上、途中4箇所の川をフェリーで渡る必要がありました。しかし、タイの支援を得て、道路の舗装・改良、4箇所の橋が全て完成し、5月14日にカンボジア・フンセン首相、タイ・ソムチャイ副首相も出席されて開通式典が行われました。
(在プノンペン・タイ大使館のホームページ。開通式の写真も出ています。)
http://www.mfa.go.th/web/1916.php?id=24954&depid=186

 これまでは、プノンペン~バンコク間は、カンボジア国道5号線でポイペト国境を越えることが主要なルートでしたが、国道48号線の整備完了により、コッコンルートも重要なルートとなりつつあります。両ルートともに距離は700kmほどで大きく変わりませんが、コッコンルートは、タイの区間が長く(400km)、高速走行が可能です。既に、タイ側、カンボジア側ともに大型バスによる運行が始まっており、国境でバスを乗り換えなくて済むようになることが期待されます。

美しい原生林の景色も楽しめます。


Tra Peang Roung橋。これまでは、この小さなフェリーだけが頼りでした。橋の完成は、地元の方々に喜ばれているとのことでした。


Phum Daung橋。大型バスが運行を始めていました。

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