カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

クラタ・ペッパー

2008年06月10日 | 経済
 カンボジアのお土産として有名になっている「クラタ・ペッパー」は、日本の方が投資されている会社が生産しています。今回、国道48号線沿いのコッコン州スレアンベルにある胡椒農場を見学させて頂きました(写真上が胡椒の農場です5メートルほどの丸太に胡椒を絡ませて育てます)。
(クラタ・ペッパーのホームページ。ブログも見逃せません。)
http://plaza.rakuten.co.jp/ksline/

 そもそも、フランス植民地時代に、カンボジアは重要な胡椒産地であり、当時から「カンポット・ペッパー」といえば、高級胡椒の代名詞だったそうです。このブランド名は、植民地時代にカンポット港から積み出される胡椒全ての呼び名でした。その後、ポルポト時代に胡椒生産はほとんど壊滅してしまったそうですが、今でも、パリで「カンポット・ペッパー」というブランド名は通用するとのことです。
 クラタ・ペッパーでは、15年前から、カンボジアでも胡椒生産に最適な場所を選んで農場を始められました。この農場の地質は、水はけがよく、また山を背にして一年中、胡椒に適切な湿度を得られるとのことでした。この場所で、農薬等を一切使用しない「有機農法」で胡椒を育てられ、高品質にこだわった製品作りをされています。
 クラタ・ペッパーの製品は、プノンペン、シェムリアップの直営店や有名ホテル等で購入することができます。
 
胡椒の花です。これから実になり、収穫は乾季の終わりが近い2月ころとのことです。


クラタ・ペッパーでは、農場を広げられています。こちらは、植えて3年ほどのところです。5年目くらいから、高品質の実が取れるようになるとのことです。

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