NBさん、スブラマニアン Yさん、コメントありがとうございます。長くなったので、本文で回答させて頂きます。
NBさん:「カンボジア経済の行方」
はじめまして。最近の国内外の情勢はカンボジア経済にとってよろしくないですよね。世界不況の上に、プレアビヘアでのタイとの紛争で、カンボジアに来る外国人観光客はかなり減るのではないでしょうか。また、輸出先のアメリカが景気が悪いとカンボジアの主産業である縫製業も影響を受けるでしょうし。観光と縫製業の両方が下降傾向だと、外貨収入が減って、カンボジア経済もかなりの打撃ではないでしょうか。ここ数年ずっと改善傾向だったカンボジアの先行きにちょっと不安を感じています。今後のカンボジア経済に関するJackおじちゃんの分析をぜひお聞かせ下さい。
ご回答:おっしゃるとおりで、影響は免れないと思います。ただ、直接的な影響は軽微といわれています。最近発表された、世界銀行の世界経済見通しでは、カンボジアの成長率予想は2008年7.0%、2009年6.0%と引き続き高めの成長率を維持するものと見られています。アジア開発銀行の予測でも2008年6.5%、2009年6.0%です。カンボジア経済財政省のモニロット次官のインタビュー記事で同次官は、2009年6.0%~6.5%と見ていると述べています。ということで、若干減速しますが、引き続き堅調な経済成長が見込まれるというのが、一般的な見方のようです。
スブラマニアン Yさん:「22.6%!!!」
英国の最近発表になった物価上昇率が5.2%で、それだけでも驚いていましたが、カンボジアでは20%以上なんですね。これほど上昇率が高いと、現地の人々の生活にどれだけ影響を与えているのだろうか・・・と心配になります。機会がありましたら、またその変化を教えて頂けたらうれしいです。
ご回答:最近発行されたアジア開発銀行のアジア開発展望では、今回のインフレ、特に食料品価格の上昇によって、カンボジアの貧困ライン以下の貧困層の人口は現在の450万人から更に200万人ほど増えるのではないかと懸念しています。ただ、米の価格の上昇は、カンボジアの多くの農民(米の売り手)に大きな利益を与えているのも事実です。石油の国際価格もピークの半値まで下落していますので、物価上昇率は今後落ち着いてくると見られています。
NBさん:「カンボジア経済の行方」
はじめまして。最近の国内外の情勢はカンボジア経済にとってよろしくないですよね。世界不況の上に、プレアビヘアでのタイとの紛争で、カンボジアに来る外国人観光客はかなり減るのではないでしょうか。また、輸出先のアメリカが景気が悪いとカンボジアの主産業である縫製業も影響を受けるでしょうし。観光と縫製業の両方が下降傾向だと、外貨収入が減って、カンボジア経済もかなりの打撃ではないでしょうか。ここ数年ずっと改善傾向だったカンボジアの先行きにちょっと不安を感じています。今後のカンボジア経済に関するJackおじちゃんの分析をぜひお聞かせ下さい。
ご回答:おっしゃるとおりで、影響は免れないと思います。ただ、直接的な影響は軽微といわれています。最近発表された、世界銀行の世界経済見通しでは、カンボジアの成長率予想は2008年7.0%、2009年6.0%と引き続き高めの成長率を維持するものと見られています。アジア開発銀行の予測でも2008年6.5%、2009年6.0%です。カンボジア経済財政省のモニロット次官のインタビュー記事で同次官は、2009年6.0%~6.5%と見ていると述べています。ということで、若干減速しますが、引き続き堅調な経済成長が見込まれるというのが、一般的な見方のようです。
スブラマニアン Yさん:「22.6%!!!」
英国の最近発表になった物価上昇率が5.2%で、それだけでも驚いていましたが、カンボジアでは20%以上なんですね。これほど上昇率が高いと、現地の人々の生活にどれだけ影響を与えているのだろうか・・・と心配になります。機会がありましたら、またその変化を教えて頂けたらうれしいです。
ご回答:最近発行されたアジア開発銀行のアジア開発展望では、今回のインフレ、特に食料品価格の上昇によって、カンボジアの貧困ライン以下の貧困層の人口は現在の450万人から更に200万人ほど増えるのではないかと懸念しています。ただ、米の価格の上昇は、カンボジアの多くの農民(米の売り手)に大きな利益を与えているのも事実です。石油の国際価格もピークの半値まで下落していますので、物価上昇率は今後落ち着いてくると見られています。