カンボジア経済

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カタン祭

2008年10月29日 | 経済
 この次期、カンボジアでは、「カタン祭(ボンカタンティエン)」と呼ばれる仏教行事が、各檀家グループ毎に多数行われています。職場の幹部に誘われて、そのひとつに参加してみました。
 「カンボジアを知るための60章(明石書店)」によりますと、カタン祭は、仏教徒にとって修行期間として重要な雨安居(うあんご)の3ヶ月があけた後、1ヶ月以内に行われる盛大なお祭りだそうです。イスラム教にとってのラマダン明けのようなものでしょうか。
 さて、実際のカタン祭は、飾り立てられた有力檀家のお宅に、近所の方や知り合いの方が正装で集まります。そこに、お坊さん(今回は5人)が来られ、小1時間ほどお経の合唱をされます。集まった人たちも合唱されていたので、良く知られたお経と言うことかと思います(写真上)。その後は、簡単な食事が供されます。ここで帰ってしまったのですが、一部の人は、夜遅くまで楽しまれるようです。
 この祭の趣旨のひとつは、お寺への寄進ですので、集まった人たちは、お布施を持ち寄ります(横目で見たところ、相当な額でした)。私も相場の金額を寄進させていただきました。また、来られたお坊さんたちには、大変な大きさと数のお土産が渡されていました。お寺では、ここで集めたお金で、新しい寺院を建てたりするとのことです。

家の前の道路に張られたテントには、特設の門(ベニヤ板です)が作られ、楽団が楽しげな演奏をして迎えてくれます。

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