カンボジア経済

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カンボジア鉄道の旅 バンブートレイン

2009年01月04日 | 社会・風土
 バンブートレインとは、鉄道沿線住民手作りのエンジン付トロッコです。カンボジア国鉄は、週に1~2便しか列車を運行していませんので、いつも空いている線路を沿線住民が活用しています。
 車輪は、元国鉄のトロッコや工事用車両のもののようで、ボールベアリングの入った立派なものです。その上に木や竹等を使って軽量に作られた荷台をのせ、小型のエンジンを積んでベルトドライブで走らせています。見たところ時速30キロは出るようで、線路がほぼ平坦なこともあって軽快に走っていました。積荷は、旅客、木材、生活物資等々でした。
 バンブートレインは、国鉄の列車や他のバンブートレインに会うと、車体を持ち上げてはずし、車輪をどかして簡単に線路から下ろすことができるようになっています(車輪は結構重いのですが)。ただ、普通大量の荷物を積んでいるので、荷物も降ろさないといけないのですが、カンボジアの人たちは、嫌がることも無く線路を空けてくれていました。
 (なお、バッタンバン近辺では、観光客も乗せているようですが、線路状態が悪いので、原則としてお奨めできません。ご利用の際は、くれぐれもご注意ください。)

バンブートレイン:簡単な構造です。


線路を空けてくれています。その1:バイク等の荷物を降ろします。


その2:二人で荷台を持ち上げて、はずします。


その3:車輪をどかせて出来上がり。

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