カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

プノンペン上水道公社が好調

2010年06月16日 | 経済
 プノンペン上水道公社(PPWSA)は、カンボジア株式市場に上場するためIPOの準備中です。業績も好調です。今年1~5月の収益は約1000万ドルと前年同期比で11%増となりました。また、エクソンチャン総裁のマネジメントも評価されて、今年のストックホルム産業上水賞(the Stockholm Industry Water Award for 2010)を受賞しました。
 プノンペン上水道公社は、現在1㎥当たり0.25ドルという低価格で上水を供給しており、無収率も6.3%と非常に低い数字を保っています。現在の規模は、日量30万トンを1783キロのパイプで供給していますが、2015年までにこれを日量43万トン、2300キロ、さらに2020年には日量56万トン、2800キロにまで拡大する計画です。
 プノンペン上水道には、日本が資金面、技術面で長く支援をしてきた経緯もあり、今後の発展が大いに期待されます。

(本日は2件投稿しています。次の「チャイナルート国道8号線を行く その4」もぜひご覧ください。)

ストックホルム国際水研究所のサイト(英文です)
http://www.siwi.org/sa/node.asp?node=950


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チャイナルート国道8号線を行く(その4 国道8号線)

2010年06月16日 | 経済
 国道8号線は、プノンペンの北、約20キロの地点で国道6号線から分かれて、ベトナム国境まで一直線に結びます。現在、販売されている地図には全く表記がありません。中国の支援と施工で建設されています。
 今回、起点のプレックタマック橋からベトナム国境まで109キロを走破しました。プレックタマック橋の近辺数キロとベトナム国境側20キロほどが未舗装で工事中ですが、ほかの部分は舗装も概ね完了しており、高速走行が可能です(写真上)。ほとんど平坦でカーブも緩く、途中大きな街もないので、大型トラックの高速走行には、国道1号線よりも適した路線になることも考えられます。完全に完成すれば、ベトナム国境からプノンペンの北側を結ぶ重要ルートとなることが期待されます。

このブログの2009年4月17日版「建設が進む国道8号線とプレックタマック橋」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e109f79cace5ab19c98f08cc8a220ccf

プレックタマック橋を渡った地点です。行先表示板は既に完成しています。一番右には、「カンボジア・ベトナム国境」と書かれています。


中国建設業者により工事が進められています。


ベトナム国境側は、まだ未舗装で工事完成には半年以上かかるのではないかと思われます。


国道8号線終端に近い場所に建つ国境碑です。


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