カンボジア経済

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TI腐敗認識指数2016 カンボジアは156位

2017年02月03日 | 経済
 世界各国の汚職を監視している非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナル(本部ベルリン)は1月25日、2016年版「TI腐敗認識指数」を発表しました。カンボジアの今年の指数は21点(100点満点)で、順位は176か国中156位でした(昨年は21点、168か国中156位)。東南アジア諸国の中では、最下位となっています。NGOの活動が極めて制限されていると判定されていることも順位の低い要素の一つとされています。
 腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index: CPI)は、トランスペアレンシー・インターナショナルが、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものです。1位はデンマークで、90点でした。日本は72点で20位となっています。
 TIでは、「途上国は、国連腐敗防止条約(UNCAC)のもと、この10年で贈賄防止法を整備し、途上国の贈賄事情が劇的に改善しています。企業は海外進出にあたり、「途上国では賄賂が当たり前」という認識を改める必要があります。また、アメリカやイギリスはOECDの外国公務員贈賄防止条約のもとで贈賄防止法を整備して執行を強め、日本企業も巨額の罰金・和解金を払わされるケースも多く、多国籍ビジネスにおいては注意が必要です。過去に日本企業が米国法や日本の不正競争防止法、現地法で捜査を受け高額の追徴金を払った例をふりかえると、得点が低い国に集中し、和解金などの額も得点が低いほど高い傾向にあります。」としています。

トランスペアレンシー・ジャパンの新聞発表(日本語)
http://ti-j.org/CPI2016pressrelease.pdf


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