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カンボジア南部のインフラ 拡充進む その１ 国道2号線

　日本からの調査団に随行して、プノンペンから南部のタケオ、カンポット、シアヌークビル等のインフラを見て回る機会がありました。
　まずは、プノンペンから国道2号線で南に向かいます。プノンペン市内モニボン橋以南からタクマウ市までは、両側に縫製工場や住宅が立ち並び、渋滞が激化しています。また、タクマウ市内も道路が狭くなっています。このため、国道2号線の西側1キロほどのところに、国道2号線とほぼ平行に走る「フン・セン・ロード」（写真上）を建設中です。この新道は、モニボン橋付近から、新しいワールドブリッジSEZ付近を結ぶもので、タクマウ市をバイパスする形となります。ほぼ完成に近づいており、国道2号線の渋滞緩和に大きな役割が期待されます。
　国道2号線でタクマウ市を過ぎると、新たな経済特区「ケリーワールドブリッジSEZ」が完成しています。まだ入居企業はありませんが、プノンペンSEZでの経験もあるCOOが、様々な工夫を加えて、高品質な経済特区となっています。
　国道2号線のタケオまでの区間は、高規格化は進んでいませんが、地道な補修のおかけで、路面状態は悪くなく、概ね順調に走行することができます。タケオ近郊だけは、きれいに整備が進んでいます。また、タケオ付近で国道2号線と3号線を結ぶ道路もきちんと整備されていました。

ケリーワールドブリッジ経済特区の保税倉庫



国道2号線（カンダール州～タケオ）。交通量がまだ少ないので、それなりに走れます。



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