カンボジア経済

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JICA シアヌークビル港湾公社と連携協力覚書

2019年06月13日 | 経済
 6月3日、国際協力機構(JICA)は、シハヌークビル港湾公社(PAS : Sihanoukville Autonomous Port)と連携協力覚書を締結したと発表しました。署名は、東京のJICA本部にて、PASのルー・キムチュン総裁とJICA東南アジア・大洋州部の小川重徳部長との間で行われました。協力覚書の締結により、PASとの連携強化を図り、シハヌークビル港の発展に継続的に取り組むとともに、カンボジアの経済社会開発に資する港湾開発及び物流円滑化を促進するとしています。
 カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港は、日本が長年支援してきた港です。JICAは、同国の内戦終結後初となる有償資金協力案件として、1999年に円借款「シハヌークビル港緊急リハビリ事業」を実施したことを皮切りに、有償資金協力、無償資金協力、技術協力を通じて、同港のインフラ整備及び運営能力強化を継続的に支援してきました。JICAは、現在、円借款「新コンテナターミナル整備事業」や無償資金協力「港湾近代化のための電子情報処理システム整備事業」等の様々な協力を通じて、シハヌークビル港の発展に引き続き貢献しています。
 シアヌークビルは中国の投資により「中国化」が進んでいます。シアヌークビル港は、戦略的にも重要な港湾であり、特定国の影響下に置かれないよう、日本とカンボジアが協力して開発を続けて行くことは大きな意義があります。日本政府の継続的支援が期待されます。
(写真は、JICAの新聞発表より)

JICAの新聞発表
https://www.jica.go.jp/press/2019/20190604_10.html


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