3月30日、カンボジア民間航空局(SSCA)は、カンボジア東部でベトナムと国境を接するモンドルキリ州で計画されている国内専用空港の建設について、政府が行ってきたフィージビリティ調査結果を、BOT方式で開発を請け負う中国インフラ大手の中国電力建設集団(中国電建)に手渡しました。中国電建は、今後約6か月間で詳細実施計画を作成し、早ければ2022年初頭にも着工したいとしています。SSCAでは、中国電建に対して、観光省の政策に沿った形での観光開発や経済発展を促進するための方策の検討と、より多くの航空会社を誘致するための戦略を検討するよう求めたとのことです。
モンドルキリ新空港は、州都のセンモノロム市街地から約22キロメートル離れた郊外の約600ヘクタールの敷地に1800メートルの滑走路を有する空港を建設する計画で、総工費は8000万ドル程度と見積もられています。
モンドルキリの旧空港は、センモノロム市街の真ん中にありました。ベトナム戦争中は、北ベトナム側の空軍基地として戦略的要衝となっており、米軍の激しい爆撃を受けていました。現在のベトナムから見ても、この地は戦略的要衝であり、中国によって空港が建設されることは、軍事的脅威とみなされかねないものと懸念されます。カンボジア南部コッコン州のダラ・サコ―空港も中国により建設され、米国が中国軍進出を強く懸念しています。モンドルキリ空港が新たな火種となることが懸念されます。
(写真は、モンドルキリ旧空港)
ブログ「カンボジア経済」2008年4月26日「モンドルキリ空港」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d372a4e151c7b05421362a74908ceccb
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モンドルキリの旧空港は、センモノロム市街の真ん中にありました。ベトナム戦争中は、北ベトナム側の空軍基地として戦略的要衝となっており、米軍の激しい爆撃を受けていました。現在のベトナムから見ても、この地は戦略的要衝であり、中国によって空港が建設されることは、軍事的脅威とみなされかねないものと懸念されます。カンボジア南部コッコン州のダラ・サコ―空港も中国により建設され、米国が中国軍進出を強く懸念しています。モンドルキリ空港が新たな火種となることが懸念されます。
(写真は、モンドルキリ旧空港)
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