カンボジア経済

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2021年04月12日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 4月12日

2021年04月12日 | 経済
 カンボジアは、新型コロナウイルスの感染は、他国に比べればまだ低いレベルにありますが、国内感染に歯止めがかからなくなりつつあります。死者は29名(4月4日から10名増)です。4月11日の保健省の発表によれば、累計陽性者数は4238名(同1549名増)となっています。治癒数は2186名(同533名増)です。先週の新規陽性者のうち、1546名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は3名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(4月11日現在陽性者3705名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。先週は、オルセー市場や縫製工場での集団感染があり、急速に拡大しました。感染は地方部にも広がり、4月11日現在で、プノンペン2496名(4月4日から1384名増)、シアヌークビル522名(同49名増)、カンダール359名(同18名増)等となっています。
 海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。大規模クラスターが発生しているタイから出稼ぎ労働者が帰国していることもあり、タイと国境を接しているバッタンバン州やパイリン州で帰国者91名(4月4日から変動なし)が陽性と確認されました。
 感染の急拡大を受けて、厳しい規制が次々に導入されています。4月7日から20日まで、州を越える移動が禁止されました。プノンペンとカンダールの州境は除くとされています。また、娯楽施設の閉鎖も決定され、アンコール遺跡群も同期間閉鎖されています。プノンペン都では、縫製工場の集団感染を重く見て、プノンペン郊外の一部地区のロックダウンを決定しました(4月10日~23日)。更に、4月11日から24日まで、都内での酒類の販売を禁止しました。また、同期間、レストラン、バー等の飲食店で、デリバリーと持ち帰り以外の営業を禁止しました。
 世界保健機関(WHO)は、緊急声明を発表し、「カンボジアの感染は最悪の状況を迎えつつあり、悲劇の瀬戸際にいる。このまま感染が拡大すれば医療崩壊の危機に陥る。」と警告しました。また、フン・セン首相も、国民向けの演説で、感染者の急増により病院の収容能力が限界に近付きつつあるため、ダイヤモンドアイランドの展覧会場の治療施設への転用(約5000床)や軽症者の自宅療養等の措置をとると発表しました。フン・セン首相は、ワクチンについて、今後8月までに800万回分が到着する見込みを示しました。これまでに、英製薬大手アストラゼネカから32万回分、中国国営の中国医薬集団(シノファーム)から130万回分、シノバックから150万回分のワクチンを入手済であり、少なくとも1100万回分の手当てが完了したものと見られます。なお、軍人と公務員については、接種を義務付けましたが、一般については引き続き希望者のみ接種とするとしています。
 カンボジアでは、3回目の国内クラスター発生と対策法の施行で、全般的に防止対策が強化されていましたが、感染拡大に歯止めがかからないことから、夜間外出禁止・州を超えた移動の禁止・一部のロックダウン・酒類販売禁止・外食禁止等の規制を矢継ぎ早に導入しています。カンボジアの陽性者数や死者数は、欧米や日本に比べると圧倒的に少ないのですが、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念が残ります。マスク、手洗い、アルコール消毒等の感染対策を十分に行う等、十分な注意が必要です。なお、各種の規制は、頻繁に変更され、即時適用されることが多い上、州毎に異なりますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
(写真は、AKPより)

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