2022年1月に、カンボジア南部のカンポット、ケップ、シアヌークビル等を視察する機会がありました。
カンポットは、フランス植民地時代に港で栄えた街です。市内には、フランス植民地時代の雰囲気を残す歴史的建造物も多く残っており、現在、世界遺産への登録を目指して準備中とのことです。カンポットは、欧米系の観光客に人気で、今回も数は多くないものの、観光客を見かけました。カンポットには、アジア開発銀行の支援で国際観光港が建設されています。2022年3月の完工を目指すとしていますが、現場を見たところ工事は遅れているようです。完成後は、ベトナム領のフーコック島への船便就航が期待されます。
ケップとカンポット周辺は、昔ながらの塩田による塩の生産も盛んで、観光地としても売り出し中です。また、カンポットの名産は、果物の王様と言われるドリアンです。匂いがきつく苦手な方も多いようですが、現地で食べるとほとんど臭わず、ねっとりとした味を楽しめます。また、「カンポット・ペッパー」は地理的表示(GI)を所得済で、お土産としても好評です。カンポット北部は、石灰岩を産出するため、セメント工場の投資が進められており、カンボジアのセメント生産の一大拠点となっています。
ケップは、フランス植民地時代からの海沿いの高級リゾートです。カンポットからは国道33号線で30分ほどです。国道33号線は一度改修されたのですが、老朽化が進んでいるようでした。ケップは内戦前は、王様の保養地でもあったのですが、ポルポト時代に全て破壊されてしまいました。現在は、ビーチリゾートとして売り出し中で、国道33号線等の道路や日本が支援した水道等のインフラの整備も進んでいます。高級リゾートホテルもありますし、リーズナブルな価格でお洒落なホテルも続々とできてきています。ケップでは、海に突き出した半島の先端に砂浜があり、海水浴が楽しめます。地元の女性は、水着になることはまれで、みんな服を着たまま海に入っていました。観光客に人気なのは、カニ市場で、新鮮なカニやシーフードを楽しめます。また、ケップでも観光桟橋の新設工事が実施され、1月19日にスン・チャントル公共事業運輸大臣も出席して完工式典が開催されました。なお、ケップ半島の西岸では、海岸を埋め立てて、砂浜化する事業が進められています。工事中の現在は残念な状況ですが、完成後に期待したいと思います。
カンポットの西には、ボコール山があり、素晴らしい眺望を楽しめます。こちらもフランス時代からの保養地でしたが、現在は、カジノホテルや、一時廃墟と化していた古いホテルをリノベーションした高級ホテル等ができています。
(写真は、ケップの川沿いの風景。ビルが建ち始めていました)
カンポットは、フランス植民地時代の瀟洒な建物が多く残っており、のんびりした良い雰囲気です。
建設工事中の国際観光港客船ターミナル。3月完工のスケジュールに間に合うか微妙です。
カンポットの名産品の一つの塩を作るための塩田です。昔ながらの方法で塩が作られており、観光地としても売り出し中です。
カンポットからケップへ向かう国道33号線は老朽化が目立ち、公共事業運輸省による補修工事も行われていました。
ケップのビーチは昔ながらの雰囲気でした。平日なので観光客は多くありませんでした。
ケップの目印のカニの像です。
完成したてのケップの観光桟橋。ラビット島などへの観光船が使用する模様です。
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カンポットは、フランス植民地時代に港で栄えた街です。市内には、フランス植民地時代の雰囲気を残す歴史的建造物も多く残っており、現在、世界遺産への登録を目指して準備中とのことです。カンポットは、欧米系の観光客に人気で、今回も数は多くないものの、観光客を見かけました。カンポットには、アジア開発銀行の支援で国際観光港が建設されています。2022年3月の完工を目指すとしていますが、現場を見たところ工事は遅れているようです。完成後は、ベトナム領のフーコック島への船便就航が期待されます。
ケップとカンポット周辺は、昔ながらの塩田による塩の生産も盛んで、観光地としても売り出し中です。また、カンポットの名産は、果物の王様と言われるドリアンです。匂いがきつく苦手な方も多いようですが、現地で食べるとほとんど臭わず、ねっとりとした味を楽しめます。また、「カンポット・ペッパー」は地理的表示(GI)を所得済で、お土産としても好評です。カンポット北部は、石灰岩を産出するため、セメント工場の投資が進められており、カンボジアのセメント生産の一大拠点となっています。
ケップは、フランス植民地時代からの海沿いの高級リゾートです。カンポットからは国道33号線で30分ほどです。国道33号線は一度改修されたのですが、老朽化が進んでいるようでした。ケップは内戦前は、王様の保養地でもあったのですが、ポルポト時代に全て破壊されてしまいました。現在は、ビーチリゾートとして売り出し中で、国道33号線等の道路や日本が支援した水道等のインフラの整備も進んでいます。高級リゾートホテルもありますし、リーズナブルな価格でお洒落なホテルも続々とできてきています。ケップでは、海に突き出した半島の先端に砂浜があり、海水浴が楽しめます。地元の女性は、水着になることはまれで、みんな服を着たまま海に入っていました。観光客に人気なのは、カニ市場で、新鮮なカニやシーフードを楽しめます。また、ケップでも観光桟橋の新設工事が実施され、1月19日にスン・チャントル公共事業運輸大臣も出席して完工式典が開催されました。なお、ケップ半島の西岸では、海岸を埋め立てて、砂浜化する事業が進められています。工事中の現在は残念な状況ですが、完成後に期待したいと思います。
カンポットの西には、ボコール山があり、素晴らしい眺望を楽しめます。こちらもフランス時代からの保養地でしたが、現在は、カジノホテルや、一時廃墟と化していた古いホテルをリノベーションした高級ホテル等ができています。
(写真は、ケップの川沿いの風景。ビルが建ち始めていました)
カンポットは、フランス植民地時代の瀟洒な建物が多く残っており、のんびりした良い雰囲気です。
建設工事中の国際観光港客船ターミナル。3月完工のスケジュールに間に合うか微妙です。
カンポットの名産品の一つの塩を作るための塩田です。昔ながらの方法で塩が作られており、観光地としても売り出し中です。
カンポットからケップへ向かう国道33号線は老朽化が目立ち、公共事業運輸省による補修工事も行われていました。
ケップのビーチは昔ながらの雰囲気でした。平日なので観光客は多くありませんでした。
ケップの目印のカニの像です。
完成したてのケップの観光桟橋。ラビット島などへの観光船が使用する模様です。
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