2月27日、カンボジアを訪問中の米国ASEANビジネス評議会(USABC)ミッションは、フン・セン首相と面談しました。評議会は、米国の有力企業により構成された団体です。フン・セン首相は、カンボジアと米国との関係はこれまでで最良の状況であり、カンボジアから米国向けの輸出によってカンボジアの雇用も支えられていると述べました。評議会側からは、今回の訪問目的として、新型コロナからのカンボジア経済の回復を支援するとともに、特に厳しい影響を受けたカンボジアの中小企業向けの支援を検討したいと表明しました。
同日、ミッションは、公共事業運輸省のスン・チャントル大臣と面談しました。大臣からは、プノンペン~シアヌークビル間の高速道路の開通、国道5号線の整備等の物流インフラの改善の状況と、今後の高速道路や鉄道の整備計画等を紹介しました。また、電気自動車の普及振興についても言及したとのことです。評議会側からは、新型コロナにも関わらずインフラの整備が進んだことを評価し、今後とも米国企業によるカンボジアへの投資を促進したいと述べました。
昨年11月のフン・セン首相とバイデン大統領の首脳会談では、バイデン大統領は、カンボジア南部のリアム海軍基地問題を取り上げ中国軍進出疑惑に釘を刺す等、必ずしも友好的な話ばかりではない状況でした。また、米国企業によるカンボジアへの投資は、これまでのところ、コカ・コーラ等の少数に限られています。カンボジアは、米国と中国の冷戦激化の中で、綱渡り外交を続けているのが実情です。米国経済界とのチャンネルも活用して、二国間の関係が改善するとともに、経済的な繋がりが強化されていくことが期待されます。
(写真は、AKPより)
米国ASEANビジネス評議会(USABC)のサイト(英文です)
https://www.usasean.org/
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同日、ミッションは、公共事業運輸省のスン・チャントル大臣と面談しました。大臣からは、プノンペン~シアヌークビル間の高速道路の開通、国道5号線の整備等の物流インフラの改善の状況と、今後の高速道路や鉄道の整備計画等を紹介しました。また、電気自動車の普及振興についても言及したとのことです。評議会側からは、新型コロナにも関わらずインフラの整備が進んだことを評価し、今後とも米国企業によるカンボジアへの投資を促進したいと述べました。
昨年11月のフン・セン首相とバイデン大統領の首脳会談では、バイデン大統領は、カンボジア南部のリアム海軍基地問題を取り上げ中国軍進出疑惑に釘を刺す等、必ずしも友好的な話ばかりではない状況でした。また、米国企業によるカンボジアへの投資は、これまでのところ、コカ・コーラ等の少数に限られています。カンボジアは、米国と中国の冷戦激化の中で、綱渡り外交を続けているのが実情です。米国経済界とのチャンネルも活用して、二国間の関係が改善するとともに、経済的な繋がりが強化されていくことが期待されます。
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