11月21日、世界銀行は「カンボジアの国際的連結性:輸送回廊の最大活用に向けて(Cambodia’s Regional Connectivity: Unlocking the Full Potential of Transport Corridors)」と題する報告書を発表しました。報告書では、カンボジアの運輸インフラの現状を分析し、インターモーダル輸送の拡充・効率化のための政策提言を行っています。
報告書の内容は、国際的運輸連結の重要性、越境運輸施設及び運輸セクターの概況、回廊分析、改善に向けた提言となっています。
カンボジアは、輸出を軸とした発展を遂げているため、輸送需要は急速に伸びています。コンテナ輸送量は、2010年から2022年までに5倍以上に増加しています。この状況に対応して、政府は「包括的インターモーダル輸送及び物流システムマスタープラン(2023年~2033年)を策定しています。
回廊分析の結果、東西回廊、プノンペン~ホーチミンの内陸水運、既存の鉄道(北線及び南線)を優先して改善することが望ましいとの結論となっています。これらの回廊の運輸の効率性向上のために、国境施設の整備、越境手続きの簡素化、メコン河航行設備の改善、鉄道北線の設備改善、鉄道法改正等を提言しています。
ベトナム~カンボジア~タイを結ぶ南部経済回廊は、カンボジアにとって重要な物流ルートとなっています。日本の支援を活用して、国道5号線や国道1号線の整備が進められてきました。今後は、高速道路の建設も進められる計画です。カンボジア政府による地道な努力が今後も続けられていくことが期待されます。
(地図は、優先すべき三つの回廊。報告書より)
世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2024/11/21/unlocking-the-full-potential-of-transport-corridors-to-enhance-cambodia-s-regional-connectivity
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報告書の内容は、国際的運輸連結の重要性、越境運輸施設及び運輸セクターの概況、回廊分析、改善に向けた提言となっています。
カンボジアは、輸出を軸とした発展を遂げているため、輸送需要は急速に伸びています。コンテナ輸送量は、2010年から2022年までに5倍以上に増加しています。この状況に対応して、政府は「包括的インターモーダル輸送及び物流システムマスタープラン(2023年~2033年)を策定しています。
回廊分析の結果、東西回廊、プノンペン~ホーチミンの内陸水運、既存の鉄道(北線及び南線)を優先して改善することが望ましいとの結論となっています。これらの回廊の運輸の効率性向上のために、国境施設の整備、越境手続きの簡素化、メコン河航行設備の改善、鉄道北線の設備改善、鉄道法改正等を提言しています。
ベトナム~カンボジア~タイを結ぶ南部経済回廊は、カンボジアにとって重要な物流ルートとなっています。日本の支援を活用して、国道5号線や国道1号線の整備が進められてきました。今後は、高速道路の建設も進められる計画です。カンボジア政府による地道な努力が今後も続けられていくことが期待されます。
(地図は、優先すべき三つの回廊。報告書より)
世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2024/11/21/unlocking-the-full-potential-of-transport-corridors-to-enhance-cambodia-s-regional-connectivity
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