カンボジアでの新型コロナウイルスの新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いていましたが、先週2名の新規感染者があり、5月24日の保健省発表によれば、累計感染者数は124名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は122名となっています。新規感染者2名は、アメリカ及びフィリピンから韓国経由で帰国したカンボジア人でした。
5月18日、プノンペン都は、全飲食店に対し、保健省が定める新型コロナウイルス対策に従わない場合は、店舗の一時閉鎖を命じるとする知事令を公布しました。必要な対策は、店の入口に消毒液を用意する、入店前に客の体温測定を行う、社会的距離を確保する、等です。
5月20日、カンボジア政府は、米国、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、イランの6カ国からの外国人の入国禁止措置を解除したと発表しました。これら6カ国からの渡航者については、3月半ばから入国を禁止していました。今後は、日本等からの入国者と同様の規制が課されることとなります。
5月20日,カンボジア保健省は、防疫体制の強化について発表しました。内容は、「カンボジアに入国するすべての者は、PCR検査を受ける必要があり、検査の結果がでるまでの間、カンボジア政府が指定する場所で待機する。検査の結果、同一フライトの乗客の中に陽性の者が確認された場合には、乗客全員がカンボジア当局が用意した施設で14日間の隔離措置となる。乗客全員の陰性が確認された場合には、地元当局及び医療スタッフの管理下で自宅での14日間の自主隔離となり、13日目に再度PCR検査を受けなければならない。」とのことです。検査の結果が出るまでの指定待機場所は、プノンペン空港の場合、空港に隣接する空軍基地内です。日本大使館によりますと、「消毒用のアルコールやマスクが備え付けられていない。シャワーやトイレが清潔ではなく、トイレットペーパーやタオルが備え付けられていない。待機する施設内のクーラーの効きが悪い。提供される食事は慣れていない人が食べるのは厳しいものであった」とのことです。写真等を見ますと、一般の日本の方には相当厳しい環境です。大使館では、「カンボジアへの移動を検討されている方におかれましては、隔離措置の対象となった場合に備え、身の回りの品などをあらかじめご準備頂くなどご留意ください。」と注意を呼び掛けています。また、14日間の隔離となった場合は、プノンペン市内のホテルに収容されますが、その際の費用は、乗客各自負担とのことです。
5月21日、全日空は、現在運休中の成田~プノンペン直行便について、運休を6月30日まで延長すると発表しました。日本とカンボジアの往来は、当面難しい状況が続きます。
5月21日、カンボジア政府は、感染拡大防止策、無観客等の条件付きで、国家スポーツ連盟の正式なスポーツ大会を開催することを許可すること等を決定しました。6月以降に許可が出る模様です。
カンボジアでは、検査体制・医療体制が不十分なため、爆発的感染が起きた場合、直ちに医療崩壊につながる懸念があります。新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動再開に向けた動きも出てきています。引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。
在カンボジア日本国大使館 カンボジア入国時の防疫措置
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000271.html
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5月18日、プノンペン都は、全飲食店に対し、保健省が定める新型コロナウイルス対策に従わない場合は、店舗の一時閉鎖を命じるとする知事令を公布しました。必要な対策は、店の入口に消毒液を用意する、入店前に客の体温測定を行う、社会的距離を確保する、等です。
5月20日、カンボジア政府は、米国、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、イランの6カ国からの外国人の入国禁止措置を解除したと発表しました。これら6カ国からの渡航者については、3月半ばから入国を禁止していました。今後は、日本等からの入国者と同様の規制が課されることとなります。
5月20日,カンボジア保健省は、防疫体制の強化について発表しました。内容は、「カンボジアに入国するすべての者は、PCR検査を受ける必要があり、検査の結果がでるまでの間、カンボジア政府が指定する場所で待機する。検査の結果、同一フライトの乗客の中に陽性の者が確認された場合には、乗客全員がカンボジア当局が用意した施設で14日間の隔離措置となる。乗客全員の陰性が確認された場合には、地元当局及び医療スタッフの管理下で自宅での14日間の自主隔離となり、13日目に再度PCR検査を受けなければならない。」とのことです。検査の結果が出るまでの指定待機場所は、プノンペン空港の場合、空港に隣接する空軍基地内です。日本大使館によりますと、「消毒用のアルコールやマスクが備え付けられていない。シャワーやトイレが清潔ではなく、トイレットペーパーやタオルが備え付けられていない。待機する施設内のクーラーの効きが悪い。提供される食事は慣れていない人が食べるのは厳しいものであった」とのことです。写真等を見ますと、一般の日本の方には相当厳しい環境です。大使館では、「カンボジアへの移動を検討されている方におかれましては、隔離措置の対象となった場合に備え、身の回りの品などをあらかじめご準備頂くなどご留意ください。」と注意を呼び掛けています。また、14日間の隔離となった場合は、プノンペン市内のホテルに収容されますが、その際の費用は、乗客各自負担とのことです。
5月21日、全日空は、現在運休中の成田~プノンペン直行便について、運休を6月30日まで延長すると発表しました。日本とカンボジアの往来は、当面難しい状況が続きます。
5月21日、カンボジア政府は、感染拡大防止策、無観客等の条件付きで、国家スポーツ連盟の正式なスポーツ大会を開催することを許可すること等を決定しました。6月以降に許可が出る模様です。
カンボジアでは、検査体制・医療体制が不十分なため、爆発的感染が起きた場合、直ちに医療崩壊につながる懸念があります。新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動再開に向けた動きも出てきています。引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。
在カンボジア日本国大使館 カンボジア入国時の防疫措置
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