カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は大幅に減少していました。しかし、2月に入ってオミクロン株の市中感染が拡大しました。3月27日の保健省の発表によれば、死者は累計3054名(3月20日から3名増)です。累計陽性者数は13万5461名(同475名増)となっています。治癒数は13万1413名(同457名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は453名、海外帰国・入国者の新規陽性は22名でした。
カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表され、その後市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降、ピークアウトの様相を示しています。3月27日発表で国内での市中感染は1万3670例(3月20日から453例増)が確認されているとしています。
3月17日からカンボジア政府は、カンボジア入国時の規制を大幅に緩和しました。東南アジア各国でも入国時の規制緩和が進んでおり、4月からは、7カ国で入国時隔離なしとなる見込みです。ワクチン接種や陰性証明を条件としつつ、今月はベトナムとインドネシアが、さらに4月1日からはマレーシアとシンガポールが旅行者の受け入れを全面的に再開することを発表しています。詳細につきましては、各国にある日本大使館のサイト等でご確認ください。
3月21日、フン・セン首相は、今後もワクチン接種を進めるためにはワクチンの調達が重要であるとして、世界保健機関(WHO)が承認済であれば、ワクチンの種類や製造国に関わらず、全て受け入れたいと述べました。日本等では、厚労省がかたくなに日本での治験を求め、特定のワクチン・治療薬しか承認していない上に、国民の間でも特定のワクチンを選好する動きが広まりつつあります。カンボジアでは、3回目・4回目のワクチン接種を更に進めていくためには、ワクチン種類にこだわらないという姿勢を再確認したものと見られます。報道によりますと、カンボジアでも当初は3~4歳児への接種に慎重な雰囲気が強かった模様ですが、最近では子供に早く接種を受けさせたいとする意見が大半を占めるようになっているとのことです。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。3月26日現在で、1480万8793人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の92.6%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.6%に第1回接種を、99.2%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。29万8301人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、3月26日現在788万6905人(うち成人587万7632人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、119万6015人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、82万258人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。3月26日現在で115万1476人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。なお、入国規制を含めて各種規制が頻繁に変更されていますので、大使館等のサイトで最新情報をご確認ください。カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、活気を取り戻しているプノンペンのバンケンコンマーケット。3月23日撮影)
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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表され、その後市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降、ピークアウトの様相を示しています。3月27日発表で国内での市中感染は1万3670例(3月20日から453例増)が確認されているとしています。
3月17日からカンボジア政府は、カンボジア入国時の規制を大幅に緩和しました。東南アジア各国でも入国時の規制緩和が進んでおり、4月からは、7カ国で入国時隔離なしとなる見込みです。ワクチン接種や陰性証明を条件としつつ、今月はベトナムとインドネシアが、さらに4月1日からはマレーシアとシンガポールが旅行者の受け入れを全面的に再開することを発表しています。詳細につきましては、各国にある日本大使館のサイト等でご確認ください。
3月21日、フン・セン首相は、今後もワクチン接種を進めるためにはワクチンの調達が重要であるとして、世界保健機関(WHO)が承認済であれば、ワクチンの種類や製造国に関わらず、全て受け入れたいと述べました。日本等では、厚労省がかたくなに日本での治験を求め、特定のワクチン・治療薬しか承認していない上に、国民の間でも特定のワクチンを選好する動きが広まりつつあります。カンボジアでは、3回目・4回目のワクチン接種を更に進めていくためには、ワクチン種類にこだわらないという姿勢を再確認したものと見られます。報道によりますと、カンボジアでも当初は3~4歳児への接種に慎重な雰囲気が強かった模様ですが、最近では子供に早く接種を受けさせたいとする意見が大半を占めるようになっているとのことです。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。3月26日現在で、1480万8793人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の92.6%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.6%に第1回接種を、99.2%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。29万8301人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、3月26日現在788万6905人(うち成人587万7632人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、119万6015人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、82万258人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。3月26日現在で115万1476人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。なお、入国規制を含めて各種規制が頻繁に変更されていますので、大使館等のサイトで最新情報をご確認ください。カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、活気を取り戻しているプノンペンのバンケンコンマーケット。3月23日撮影)
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