カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

JOGMEC ASEAN+3石油備蓄ロードマップ会合を開催

2016年07月18日 | 経済
 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機(JOGMEC)は、6月20日、ラオス・ビエンチャンにおいて、ASEAN Centre for Energy (ACE)と共同事務局を務めるASEAN+3石油備蓄ロードマップ(OSRM: Oil Stockpiling Roadmap)会合を開催したと7月13日に発表しました。
 ASEAN諸国の石油需給は、2000年頃までは域内の生産と消費のバランスが概ね取れていましたが、その後は消費の急増と生産の減少で輸入依存度が急速に高まっており、今後更に拡大していく見通しとなっています。しかし、ASEAN諸国の石油備蓄の現状はIEA加盟国と比較して低い水準にあり、石油セキュリティ構築のために石油備蓄体制を整備する必要性が高まっています。
 こうした中、日本の提案に基づき、ASEAN+3(日中韓)エネルギー大臣会合のもとにJOGMECとASEAN Centre for Energy (ACE)が共同事務局を務めるASEAN+3石油備蓄ロードマップワーキンググループが設置されました。このワーキンググループでは2008年から「石油備蓄ロードマップ」の検討を開始し、これは2010年のASEAN+3エネルギー大臣会合でASEAN各国の石油備蓄の長期的な取組方針で自主的かつ拘束力のない非公表目標として承認されました。現在、各国はその目標設定や進捗度に差はあるものの、目標達成に向けた努力を続けています。
 JOGMECは、石油備蓄ロードマップ承認後、共同事務局として毎年会合を開催し、ASEAN各国の進捗状況の共有、日中韓からの知見の共有などを行っています。今回の会合でも、各国からの参加者による進捗状況の報告や今後の計画に関する議論などが行われました。
 JOGMECは、カンボジアに対しても「石油備蓄に係る法令ニーズ調査」などの協力を行っています。国際原油価格が安定しているうちに、カンボジアでも備蓄体制が整備されることが期待されます。
(写真は新聞発表より)

JOGMECの新聞発表
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000234.html

ブログ「カンボジア経済」2016年4月20日「JOGMEC カンボジア石油備蓄に係る法令ニーズ調査報告会」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/244fbdf8bb1c4e621ee1f5ba4494f2e2



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ガッツリ系のラーメン ブタキング

2016年07月17日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにラーメン店「ブタキング」が開店しました。場所は、移転後の一番星のあったところで、居酒屋忍者の斜め向かいといったところです。メニューは、とんこつ系のラーメンに加えて、餃子屋チャーハン、野菜炒め等、ラーメン屋さんらしい構成です。私は、ブタ野菜ラーメンと餃子を頼んでみましたが、写真のボリュームで、ガッツリいただきました。スープは濃い味のとんこつ系に背油たっぷりという感じです。お値段は、ブタ野菜ラーメン7ドル、餃子3ドル、ビール1.5ドルといったところです。全部乗せ濃厚ブタキングラーメン(10ドル)にもいつかは挑戦してみたいものです。

ブタキング
St. 278

店名も看板も目立っています。


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ブラウンコーヒー レインツリー 開店

2016年07月16日 | 生活環境
 プノンペンカフェ戦争の勝ち組「Brown Coffee & Bakery」が、またも新店舗を開店しました。プノンペン北部、カナディアタワーのすぐ東隣に「Brown Raintree」が7月14日にオープンしました。数えてみると、ブラウンはプノンペンだけで既に11店舗を有しており、これが12店舗目となります。インテリアは、ブラウンとしてはシンプルです。ちなみに工事期間も短く2~3週間で開店した感じです。メニューは、ブラウンの他のお店と一緒です。あまりフードメニューを頼んだことがなかったのですが、今回はBLTサンドイッチを試してみました。やわらかめのパンが暖められているのが、BLTとしてはちょっと珍しく感じました。お客さんは若い方ばかりです。ランチ時でしたが、10代~20代が9割以上で、おじさんは私だけでした。カナディアタワーの隣ということもあって、カナディア銀行等のオフィスにお勤めの方も多く、ほとんど満員で、注文の列が途切れることがありませんでした。他のブラウンと違うということではないのですが、何となく、オフィス仕様だと感じさせるところがあります。お試しください。

Brown Raintree
https://www.browncoffee.com.kh/?MP=720161010130802059&promoid=620160990624907236&image_share=./uploads/ximg/promotion/prol20160706092530b2297940cf6cee8fde323baf140deb30.jpg

若い方々で満員の店内。インテリアはシンプル。


BLTサンドイッチ(4.15ドル:約440円)。飲み物はマンゴーパッションスムージー(2.85ドル:約300円)。カンボジアとしては、結構なお値段です。




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ILO報告書 カンボジア縫製業の労働者 機械化で失職のリスク

2016年07月15日 | 経済
 7月7日、国際労働機関(ILO)は、「変容するアセアン:科学技術がもたらす仕事と企業の変化(ASEAN in transformation: How technology is changing jobs and enterprises)」と題する報告書を発表しました。東南アジア諸国連合(アセアン)の五つの主要産業(自動車・自動車部品製造、電機・電子産業、繊維・衣料・履物産業、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、小売業)を対象に、科学技術が職場に与えている影響、そして今後10年間に労働者や企業に予期される変化を分析したものです。ロボット工学、物のインターネット(IoT)などといった先端技術は、成長と雇用に寄与する相当の潜在力を秘めており、調査対象企業の6割以上がこういった科学技術を、販売、労働生産性、高技能労働者の雇用にプラスと見ていることが判明したとしています。
 報告書は、大規模な雇用喪失が差し迫っているわけではないとしつつも、非熟練労働者を代替できるような科学技術のコストが下がり、技術革新に中小企業も手が届くようになれば、そのような技術がアセアンでますます採用されるようになる可能性を指摘し、カンボジア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムでは今後20~30年で、給与労働者の約56%が機械化等によって失われるリスクが高いとしています。カンボジアについては、非熟練労働者を数多く抱える縫製業の労働者数が74万9000人(2012年)で、製造業従事者の60%を占めており、影響が大きいと見ています。縫製業では、機械化により高いリスクにさらされる労働者が全体の88%とアセアン諸国の中でも最も高くなっています(ベトナム86%、インドネシア64%等)。
 報告書では、来たるべき変化に対処するために、必要な専門技能やコアスキルを将来の労働力に身につけさせるような技能訓練システムの開発の重要性を強調しています。

ILOの新聞発表(和文)
http://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_497523/lang--ja/index.htm



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ILO報告書 カンボジアの労働環境改善

2016年07月14日 | 経済
 国際労働機関(ILO)は、カンボジアでBetter Factories Cambodia(BFC)プログラムを実施しています。このプログラムでは、多数の縫製工場を査察して労働条件等をチェックし、違反企業名を公表しています。
7月1日、ILOは「カンボジアの縫製業における労働条件に関する第33回総合レポート」を発表しました。調査対象は381工場で、調査期間は2015年5月から2016年4月です。ILOでは、全般的には、労働法等に関するコンプライアンスは改善しているとしています。重要な21項目全てをクリアしている工場は、2014年には28%でしたが、今回は47%に上昇しています。また、コンプライアンス成績が悪い企業は、2014年の10%から4%に減少しています。児童労働についても問題のある工場数は、2013年65、2014年28、2015年16と減少を続けています。他方、成績が悪い項目としては、職場安全、残業、工場の室温等があげられています。
 ILOでは、「カンボジアの工場のコンプライアンス状況は改善を続けているが、取り組むべき課題も多い。ILOとしては、根本的な原因の究明と必要な対策について支援を続けていきたい。」としています。

ILOの新聞発表(英文です)
http://betterfactories.org/?p=11109

報告書全文(英文です)
http://betterfactories.org/?p=11085


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世銀のロジスティクスランキング2016 カンボジアの順位が上昇

2016年07月13日 | 経済
 世界銀行は、6月28日に報告書「競争力のための連結2016:世界経済における貿易ロジスティクス(Connecting to Compete 2016: Trade Logistics in the Global Economy)」を発表しました。この調査は概ね2年毎に行われており、報告書には160か国のロジスティクス成績指数(Logistics Performance Index)が掲載されています。輸出入等に欠かすことのできないロジスティクス関連の様々な要素を分析して、ランキングしています。
 カンボジアの2016年の順位は、73位でした。2010年129位、2012年101位、2014年の83位と着実に順位を上げてきています。2014年と比較すると、輸送の適時性、競争的価格での輸送等で点数を上昇させています。
 周辺国では、タイ45位、インドネシア63位、ベトナム64位、フィリピン71位、バングラデシュ87位、ミャンマー113位等となっています。1位はドイツ、日本は12位となっています。

世界銀行の発表(英文です)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2016/06/28/germany-tops-2016-logistics-performance-index


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米国 LDCからの免税輸入品目を拡大

2016年07月12日 | 経済
 日米欧は、開発途上国の輸出を促進するため、世界貿易機関(WTO)により認められた例外措置として、解発途上国からの輸入品の関税を無税(又は低減税率)とする特恵関税制度を採用しています。その内容は日米欧で異なりますが、米国は、122か国・地域の開発途上国からの約3500品目の輸入に一般特恵関税制度(Generalized System of Preferences:GSP)を適用しています。更に、このうち43か国の後発開発途上国(LDC)からの輸入については、約5000品目について無税(又は低減税率)を適用しています(日本では、これを特別特恵関税制度と呼んでいます)。カンボジアは、LDCですので、この特別特恵関税の対象となっています。
 米国通商代表部(USTR)は、特別特恵関税制度の対象となる品目の追加(2016年7月1日から適用)を発表しました。今回の追加品目は旅行用品(travel goods)で、これらの中には旅行カバン、リュック、ハンドバッグ、財布等、カンボジアの縫製業が得意とする品目も含まれています。これらの品目については、これまで4.5%~20%の関税が課されていましたので、カンボジアから米国へのこれらの品目の輸出の増加が期待されます。
 カンボジア縫製製造業協会(GMAC)によりますと、カンボジアでこれらの品目を製造しているのは、韓国・香港・中国等の縫製企業の15工場ほどですが、今回の改正で、更なる外資の呼び込みにより10万人分の雇用増と2億ドルの輸出増が期待できるとしています。
(写真は縫製業の輸出を支えるプノンペン港)

米国通商代表部の新聞発表(英文です)
https://ustr.gov/about-us/policy-offices/press-office/press-releases/2016/june/ustr-announces-major-expansion-trade


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2016年07月11日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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ENJJ農業・農村開発分科会 農産物組合と漁業資源保護

2016年07月11日 | 経済
 カンボジアでは、日本大使館(Embassy of Japan)、NGO、JICA、カンボジア日本人商工会(JBAC)が集まって、オールジャパンでの協力を行っていくための協議会があります。4者の頭文字をとって、ENJJと呼ばれています。
 7月1日にENJJ農業・農村開発分科会が開催されました。今回は、認定NPO法人IVYの松浦あゆみ現地代表が「農産物組合の経営体制の確立を通じた、農村における貧困削減事業報告」、ワールドフィッシュセンター(WFC)の蔵由美子地域プログラムコーディネーターが「水田漁業の重要性と資源再生及び湿地の自然保護と漁業の両立」について講演されました。農産物組合については、村の女性による小規模な野菜栽培と販売から始めた事業が大きく育ち、国境のホテルやプノンペンの有機野菜販売店にまで販路を広げてきた成功例が紹介されました。水田漁業については、トンレサップ湖周辺での乾季の親魚の避難所(CFR)整備による天然漁業資源の向上、湿地の自然保護については、メコン河中流域でのラムサール湿地保護区における禁漁区設置による漁業資源の生産性維持等の成功例が紹介されました。
 地域住民のやる気を引き出し、自律的に事業を運営できるようにしていくことの重要性が指摘されました。こうした成功例が、他の地域でも活用されていくことが期待されます。


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プノンペンに高級和食店 雅楽

2016年07月10日 | 生活環境
 プノンペン南部絆ストリートに高級和食店「雅楽」が開店しました。店内は、池を中心にテラス席や数多くの個室があります。今回は、テラス席で、池の中央の舞台でのアプサラダンスを堪能しました。メニューは和食全般が揃っています。お刺身の盛り合わせとブリしゃぶを頼んでみました。富山名産の白エビも楽しめました。お客様は、日本人の方や地元の方が多いようです。接待にも向いています。お値段は高級です。なお、ランチも7ドル~15ドルでいろいろとメニューがあるそうです。お試しください。

雅楽
#283, St. 63
https://www.facebook.com/phirunk1/

お刺身の盛り合わせです。


ブリしゃぶ。結構なボリュームでした。



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美味しい小籠包 江南郡

2016年07月09日 | 生活環境
 小籠包が美味しいと評判の中華のお店「江南郡(Jiang Nan Cun)」が、ヴァタナックタワー地下1階に支店をオープンしました。本店は、ダイヤモンドアイランドにあります。支店のインテリアはちょっとカフェ風です。お目当ての小籠包は、5個で3ドル(約300円)というリーズナブルプライスです。麺類や野菜炒め等のお手頃メニューも揃っています。ランチタイムでしたが、ヴァタナックタワーのオフィスにお勤めと見られるお客さんで活況でした。お試しください。

江南郡のフェイスブック
https://www.facebook.com/jiangnancun/

インテリアはちょっとかわいい感じです。



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カンボジア 低所得国を卒業 低中所得国に格上げ

2016年07月08日 | 経済
  世界銀行では毎年7月1日に所得別国別分類を見直し、発表しています。今年の見直しでは、予想された通り、カンボジアがこれまでの低所得国から卒業し、低中所得国に格上げとなりました。所得分類は、原則として一人当たり国民総所得(GNI)を基準として決定されます。今年の基準は、2015年の一人当たりGNIで見て、低所得国(Low-income economies)が1025ドル以下、低中所得国(Lower-middle-income economies)が1026ドル~4035ドル、高中所得国(Upper-middle-income economies)が4036ドル~1万2475ドル、高所得国(High-income economies)が1万2476ドル以上となっています。カンボジアの2015年の一人当たりGNIは1070ドルでした。2010年には750ドルでしたので、5年で43%増加したこととなります。カンボジアが入った低中所得国のグループには、フィリピン(3540ドル)、インドネシア(3440ドル)、ベトナム(1980ドル)、インド(1590ドル)、ミャンマー(1280ドル:2014年)等も属しています。ちなみに日本は3万6680ドルです。
 なお、今回の格上げによる影響は当面限定的なものと見られます。カンボジアは引き続き国連により「後発開発途上国(LDC)」に分類されており、日米欧等の特別特恵関税等の対象となっています。LDCの見直しは3年に一度ということもあり、カンボジアがLDCから卒業するのは早くとも2024年になるものと予測しています。

世界銀行のサイト(英文です)
https://datahelpdesk.worldbank.org/knowledgebase/articles/906519-world-bank-country-and-lending-groups

国連の後発開発途上国(LDC)に関するサイト(英文です)
http://unohrlls.org/about-ldcs/criteria-for-ldcs/


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世銀レポート カンボジア マクロ経済と金融の耐久力の改善

2016年07月07日 | 経済
 世界銀行は、「カンボジアの最新の経済見通し:マクロ経済と金融の耐久力の改善(Cambodia Economic Update, April 2016: Improving Macroeconomic and Financial Resilience)」を発表しました。
 GDP成長率については、2014年7.1%、2015年7.0%、2016年6.9%としています。縫製品輸出の好調、観光の回復等が経済を牽引して、干ばつの影響がある農業、成長率が鈍化している建設業等を埋め合わせると見ています。物価上昇率については、2016年3.0%、2017年3.5%と予測しています。貧困率について、引き続き低下するものと見ています。農村部では農外収入の増加、都市部では、建設やサービス業等の好調が寄与するとしています。
 経済の下振れリスクとしては、労働問題、ドル高、ヨーロッパ経済の変調、中国経済の低迷等を挙げています。課題としては、EUと米国への縫製品輸出に偏っている構造について、輸出品目と輸出先の多様化、輸出競争力強化に向けた努力を求めています。また、熟練労働者の拡充に向けた教育への予算配分強化等も提言しています。なお、今回は、金融セクターを取り上げて詳細な分析も行っています。

世界銀行のサイト(英文です)
http://www.worldbank.org/en/country/cambodia/publication/cambodia-economic-update-april-2016


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JETROアジア・オセアニア主要都市・地域の投資関連コスト比較

2016年07月06日 | 経済
 6月30日、日本貿易振興機構(JETRO)は、「第26回アジア・オセアニア主要都市・地域の投資関連コスト比較(2016年6月)」を発表しました。この調査は、アジア・オセアニア及び日本の48都市の賃金、地価・事務所賃料、公共料金などの投資関連コストを米ドルに換算し、一覧比較が可能な形式に取りまとめたものです。各国日本人商工会議所、現地政府機関、関連企業の協力を得て、ジェトロの海外事務所が情報収集を行った結果とのことです(職種別賃金は、「在アジア・オセアニア日系企業実態調査(2015年度調査)」および同調査「-中国編-」から転載したものです)。
 カンボジアからはプノンペンのみが調査対象となっています。賃金については、ワーカー162ドル/月、店舗スタッフ(アパレル)120~140ドル、店舗スタッフ(飲食)140~170ドル等となっています。コンテナ(40フィート)輸送費(シアヌークビル港経由横浜港まで)が、1200ドルと周辺国と比べて高い点が気になります。
 東京の賃金等も掲載されており、興味深い比較が可能です。横並びでコストを比較する場合には、大変使いやすい資料です。

ブログ「カンボジア経済」2016年1月6日「JETRO日系企業実態調査2015」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/64b0332d665df2503c315b89399a96c6


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イギリスのEU離脱 カンボジアには影響軽微

2016年07月05日 | 経済
 イギリスの国民投票でEU離脱が決まり、国際市場では動揺が広がりました。しかし、カンボジア経済への影響は当面軽微と見られます。
 イギリスのEU離脱については、イギリスがEUに離脱を求めてから2年以内に交渉を完了して離脱することとなります。しかし、現状では、EUへの通告自体が来年になるものと見られます。また、イギリスとEUとの経済関係について、関税等がどのように変更されるかは、全く見通せない状況です。他方、EUやイギリスとカンボジアとの間の貿易協定(現在、「武器以外全て(EBA)」スキームによりほとんどの品目が関税ゼロ)については、大きな変動が起きる可能性は低いと見られます。
 今後の影響としては、イギリスのEU離脱という思いもしなかったイベントによって先行きへの不確実性が高まることにより、イギリスとEUの経済に悪影響が出ることが懸念されます。現在、EUはカンボジアにとって最大の輸出先であり、その経済のスローダウンは、間接的にカンボジアからの輸出に影響を与える可能性は残っています。ただ、その影響が出てくるのは、かなり先のこととなりそうです。
 当面は、イギリス国内の政治状況に注目が集まることとなりそうです。カンボジアとしては、いかんともしがたいことですが、EUの経済情勢については引き続き注視していくことが重要になるものと見られます。
(写真はEU向け輸出を支えるシアヌークビル港)


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